606: ◆15vHdNAAAEr/[sage saga]
2023/09/24(日) 23:28:16.16 ID:f3mMV8iMo
ヒーローショー会場
ワイワイガヤガヤ
MCのお姉さん「みんなぁー! こーんにーちわー!!!」
「「「こーんにーちわああああ!!!」」」
舞台裏
朱「うわ、すっごい人来てる……」
透「満員だ」
雪菜「なななななななんでこんなことに!」ガクガク
朱「本物のアクターさんはどこ行っちゃったのかしら……」
透「探す?」
雪菜「そそそそそそそうですよ今からでも探して……!」
裏方スタッフ「おめーら準備できてんなー?」
雪菜「ひゃいっ!?」ビクッ
裏方スタッフ「んな緊張すんなよ。リハ通りにやりゃあいいんだから」
雪菜(やってないんですってばぁ!)
裏方スタッフ「ったく向こうは落ち着いてんのに……」
朱「向こうって……」ヒソヒソ
透「桜野?」ヒソヒソ
裏方スタッフ「じきに出番だ。調子整えとけよ」スタスタ
雪菜「そ、そんな……」
朱「とにかくもうやるしかないわね」
雪菜「うまくいくわけないですよぉ……」
透「腹くくるしかない」
雪菜「うぅ……」
朱「台本は最低限いれられた。基本的に音声に合わせて動くだけだから、想定外のアドリブみたいなことにはならないはず。各種ポーズは雪菜ちゃんが教えてくれた通りに」
透「雪菜、よくこんなに覚えてたね」
雪菜「霰に覚えさせられたのがこんなところで役立つとは……」
ドババ-ン
スピーカー『ふはははは! これだけの人間が集まっているとは好都合だなぁ!』
MCのお姉さん「あ、あなたたちは……インフェルノ!?」
朱「あ、桜野ちゃんの出番よ」
透「どんな感じかな?」ワクワク
雪菜「だ、大丈夫でしょうか……!」ハラハラ
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