540: ◆15vHdNAAAEr/[sage saga]
2023/09/16(土) 23:40:38.60 ID:sSzjs3ago
朱「どうして……どうしてなのっ……! いつもの警戒心はどこ行っちゃったの……! 観光地だからなの……!? 財布の紐みたいな感じなの……!?」
雪菜「だって写真撮ってくれるって言うから……」
朱「それもナンパの常套句なの!」
雪菜「なんとまあ」
朱「だ、ダメだ……最後の砦だった雪菜ちゃんまであてにできないなんて……! あたしひとりでみんなを守れるの……?」
朱「ううん、へこたれちゃダメよ秋葉朱! みんながこんな感じだからこそ、あたしがしっかりしなきゃ……!」
透「あ、小学生」
朱「っ!!?」バッ!!!
雪菜「ほんとだ。遠足でしょうか」
桜野「遠足! あんな感じかぁ……!」
朱「疾ッ!!!」ダッ!
雪菜「ストップです朱さん!」ガシッ
朱「ハナッ……ハナシテッ……!」グイ-
透「ち、力つよっ……!?」グイグイ
朱「シャシン……シャシンダケ……!!!」
雪菜「盗撮は犯罪です!」グイ-
朱「カワイイ……ホシイ……!!!」
透「写真くらい撮らせてあげるから!」
朱「っ!!?」ババッ!!!
透「雪菜が!」
雪菜「ちょっ!?」
透「今なら霰もセット!」
雪菜「妹巻き込まないでください!?」
透「だってこうしないと何かに変身しそうなんだもん!」
雪菜「否定できないっ!」
朱「ユキナチャ……アラレチャ……!!!」
桜野「ねぇシキ、朱さんから闇の気配とかしないよね?」ヒソヒソ
シキ「信じられないですが何も感じないのです。シアにも聞いてみるです」ヒソヒソ
桜野「どうですシアさん?」ヒソヒソ
シア「ええ、微塵も感じませんわね。ですが……」ヒソヒソ
朱「カワイイ……カワイイ……!!!」
シア「目の前にこれがいて何も感じとれないのは、ちょっと自信なくなりますわね……」
桜野「あはは……」
シキ「笑いごとじゃないのです……」
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