『超高校級の』日向「安価とコンマで依頼を解決する」『相談窓口』
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604: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/08/23(水) 22:22:01.98 ID:zdbHpgox0
俺達四人に問い詰められる形になったキーボは、目を伏せながら申し訳なさそうにこういった。

キーボ「……すみません。言い訳がましいかもしれませんが、ボクにはここ数時間の記憶が無いんです」

日向「記憶が……無い?」

キーボ「ええ。メモリの一部が破損……いえ、これは改竄されている……? 兎に角、何で今この教室にいるのかも分らないんですよ……」

その申し訳なさそうな表情から、少なくとも嘘では無さそうだと俺は思った。

日向「苗木。キーボから薬を貰ったのはいつ頃だ?」

苗木「えっと……確か、3時間ぐらい前だったと思います」

3時間前……閉じこもっている入間……盗まれた5本の動物属性付与薬。記憶が無いキーボに、動物属性変化薬の事を知っていた百田…………ん?

日向(動物属性変化薬のことを知っていた……?)

……そうか、もしかして…………!!

薄らとではあるが見えてきたかもしれない。「真実」って奴が。そしてアイツが「あの状態」なら事情を聞き出すのも簡単だ。

日向「……分った。取りあえず皆で入間の研究教室に行こう」

そこで入間にあって全てを……この事件の真実を明らかにするんだ……!!


〜超高校級の発明家の研究教室〜

アンジー「未兎ー。いい加減ここを開けてよー。さもないと神様とアンジーのイケニエにしちゃうよー?」ガリガリ

入間の研究教室の前では既に来ていたアンジーが鉄製の扉を鋭い爪でガリガリと引っ掻いていた。
研究教室の扉は他の教室のそれと比べると明らかに魔改造されていて、パッと見では巨大なシェルターの入り口か何かのようにも見える。

アンジー「あ、創だ! おーい!!」

アンジーが手を振って俺達を迎える。

日向「どうだ? 入間の様子は」

アンジー「んっとねー。中にいる事は間違い無いと思うんだけど、話し掛けても全然反応が無いんだよー。時々「た、頼む! 頼むから今は勘弁してくれよぉ……」って声が聞えてきたぐらいかなぁ」

……よっぽど俺達に会いたくないという意思表示か。それともそこまでしなくてはならない事情があるのか。然もなくば変化してしまった「動物」がとんでもなくヤバイものだったのか。
……兎に角、強引にでも合わなくては話が進まない。

日向「大神、頼めるか」

大神「……良かろう。皆、下がっておれ」

大神は俺達を後ろに下がらせると、気合を込めて強烈な正拳突きを扉に放つ。

↓1 入間のシェルターの防御力(補正値+50)
↓2 大神の正拳突きの威力(補正値+30)


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