『超高校級の』日向「安価とコンマで依頼を解決する」『相談窓口』
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◆DWp3lSnh.v3L
[saga]
2023/08/19(土) 17:05:55.04 ID:w0FmDDwo0
日向「……」
天海「……」
真宮寺「……」
空気が重い。真宮寺に限っては通常通りかもしれないが、少なくとも俺と天海は楽しく会話しながら朝食を食べられるような雰囲気じゃあない。
だからこそ、俺は口を開く。このまま無言で朝食を取り続けても気分が悪くなるだけだ。
日向「真宮寺。モノクマが言ってたけど、ゾンビの解剖をしてたんだろ? 何か分った事はなかったか?」
真宮寺「ないネ。念には念を入れて頭蓋骨を砕いて頭の中まで解剖してみたけどなーんの成果も無し。あれはもう、ただの動かなくなった死体だヨ」
……何で俺は食事中にこんな会話を真宮寺に振ってしまったんだろうか。サバイバルナイフで首を切り落として置いて何だが、頭蓋骨が割れたゾンビの姿を想像してしまい、思わず気分が悪くなる。
真宮寺「ただ、気付いた事がないわけじゃなくってネ? あのゾンビ、異様に冷たかったんだヨ」
天海「? それがどうかしたんすか? 死体ってのは皆一様に冷たいモンじゃ……」
真宮寺「その「冷たさ」がこちらの想定を越えていたのサ。昨日も昼間の内に見かけなかったから当然と言えば当然かもしれないけれど、恐らく彼らは日中は冷たい……涼しげな所にいて、夜になると村に出てくるんじゃないかナ?」
日中は冷たいところに潜んでいる……っておいまさか……
真宮寺「僕達がこの村で唯一探索していない場所。あの洞窟の中に潜んでいる可能性が非常に高いよネ……! ククク……!!」
〜〜〜1時間後。不気味な洞窟の前にて〜〜〜
天海「俺、マジで今すぐにでも帰りたいんすけど……」
日向「奇遇だな、俺もだ」
無いよりはマシだと、大きめの木の棒を装備した天海がしんどそうな目でぼやく。超高校級の冒険家とはいえ、ゾンビの巣になっている可能性が高いと分っている洞窟になど、ワザワザ入りたくないと言う事なのだろう。
一方の俺は、サバイバルナイフをいつでも取り出せる場所に仕舞い、真宮寺の立てた作戦を聞いていた。
真宮寺「まず戦闘要員としてモノクマが先頭。次に電撃鞭を持っている僕が続き、超高校級の冒険家である天海くん、そして殿に日向先輩の立て四列で行動する。音は鳴るべく立てないように歩いて、何かを見つけたら声を上げるんじゃなくて、持っているライトを一瞬だけ消して合図をする……とまぁ即興だけど立てられる作戦としてはこんな物かナ?」
真宮寺の立てた作戦異論はない。圧倒的な戦闘能力を保持していると分ったモノクマには一番危険な先陣を切って貰いたいし、電撃鞭を持っている真宮寺はこれ以上後ろだと折角の鞭が使いづらくなる。殿を俺が任されたのは、この中で唯一懐中電灯で片手が既に塞がっているから……という配慮だろう。
真宮寺「さぁ、行こうか。泣いても笑っても、ここが最後の探索場所だ。……「良いモノ」が見つかる事を心から祈っているヨ、ククク……! モノクマ」
モノクマ「はいはい。それじゃあ行くよー! 付いてこいお前ら!!」
そうして、俺達の廃村での最後の探索が始まったんだ……!! ↓1
00〜60 淡々と洞窟の中を進む……(何も無し)
61〜70 洞窟の横の壁に、鍵の掛った鉄製の扉を見つけた。どうやら真宮寺の発見した鍵で開けられそうだが……
71〜90 洞窟の奥からうなり声が聞こえる……野生のゾンビが襲い掛ってきた!
91〜00 洞窟の奥からうなり声が聞こえる……野生のゾンビが(大量に)襲い掛ってきた!
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