『超高校級の』日向「安価とコンマで依頼を解決する」『相談窓口』
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◆DWp3lSnh.v3L
[saga]
2023/08/03(木) 22:41:36.56 ID:zEGxqIXm0
(……こんな手段はあまりとりたくなかったんだが……しかたないか)
「分った。今のお前にピッタリの助っ人を呼んでやるよ」
「ほ、本当か!!?」
「ああ……ちょっとだけここで待っててくれ、今呼んでくるから……」
終里……じゃだめだ。食べ物で簡単に釣れるだろうが頭をあの脚で狙われたらガチで後遺症が残る一撃を加えられかねない。大神……は、山籠りで学園を留守にしているんだったっけか。
春川辺りは手加減して良い一撃を加えてくれそうだが、肝心の春川のことを俺はよく知らない。……事情を説明するだけで左右田を落ち着かせる(物理)してくれそうな人物と言えば……
「あいつぐらいしかいないよなぁ……」
……………………
「と、言うわけで日向さんからの依頼で不埒にも程がある男死を成敗しに参りました! 超高校級の合気道家「茶柱転子」です!!」
「え、ちょっ、まっ、お、おい日向これはどういう……!」
「すまないな、左右田。今のお前はどう考えても冷静じゃない。とりあえず一旦落ち着いてもらうぞ」
「いやそれにしたっってお前の言葉で落ち着かせるとか色々選択肢があっただろ!? 何で初手で一番ぶっっそうな物理系女子を呼んできたんだよ!?」
「問答無用! きえぇええええええええええええええい!!」
──それは、一瞬の出来事だった。茶柱は目にも止まらないスピードで左右田に近寄ったかと思えばクビと左腕に手を回し、思いっきり締めたあとでクビに回した腕をグリッと半回転させる。ゴリュッ!! という嫌な音が部屋に響き、左右田は白目を剥いてピクリとも動かなくなった。
「お、おい! 大丈夫なのかそこまでやって!!?」
「安心してください。幾ら不埒な男死とは言えこの転子、命までは取りません。後遺症も残りませんよ。一時間ほどは気絶したままでしょうけれどね」
「それでは依頼は完遂したのでこれで」と茶柱は教室を去る。俺の中で「怒らせてはいけない生徒ランキング」が更新された瞬間だった。
本日はここまで。明日も2〜3時間ほどお付き合いいただければと思います。
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