『超高校級の』日向「安価とコンマで依頼を解決する」『相談窓口』
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237: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/08/11(金) 21:17:21.17 ID:dmR1mwIz0
後日。俺は自分の担当教室「超高校高級の相談窓口」で左右田と向き合っていた。

「……つー訳で、ガラじゃねぇけど1から鍛え直すことにしたわ。ヘタレなところも、簡単に乗り物酔いするところも、怖がりな所も……必ず今よりマシにしてみせる」

「……そっか」

ワザワザ七海にまで付いていって貰いながら、何の手助けも出来なかった自分が憎らしい。それどころか俺は西園寺の恋路を邪魔するky野郎になるところだったのだ。小泉があの場で立ち去っていなければ、西園寺が勇気を出して告白をしなければ、二人の関係は未だに「いじめっ子といじめられっ子」のままだっただろう。

「……ありがとな、相談に乗ってくれて」

「いや、俺はなにもできなかったよ。それどころか余計な事をしてあいつらの思いを台無しにする所だったんだ」

小泉と西園寺に事情を話して謝罪できないのが恨めしい。きっとこの罪は、俺が墓場まで持って行かなければならない物だろう。

「そんな事ねーよ」

ニカッとした笑顔で左右田は言う。

「あれこれ計画を考えて色々アドバイスしてくれたり、七海まで連れてワザワザ様子を見に来てくれたり……本当に心強かったんだぜ?「日向がいてくれる」って考えるだけで、俺の心に余裕が出来てたんだからよ」

「左右田……」

「だから……まぁ、あれだ。本当にありがとうな、ソウルフレンド」

本当に嬉しそうに笑いながら、左右田は俺にお礼を言った。その笑顔を見て「ああ、俺も頑張らないとな」と強く思ったのだった。


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