『超高校級の』日向「安価とコンマで依頼を解決する」『相談窓口』
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223: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/08/10(木) 23:06:30.60 ID:R3XK5EGI0
コンマ99なので問答無用であの子がいます。

「夢野 秘密子って知ってるか? ほら、79期生の超高校級のマジシャンの……」

「勿論知ってるわ! 世界の手品愛好家が集まる団体 “マジシャンズキャッスル” から、歴代最年少での “マジシャン・オブ・ザ・イヤー” に選出された事もある娘よね!」

「ま、本人はあくまで魔法だって言い張ってる田中お兄の亜種みたいなもんだけどねぇ。クスクス」

「そいつがここの大ホールでショーをやるんだよ。チケットの予約はもうしといたからそろそろ行った方が良いんじゃねぇかなって」

「え? 左右田、あんたチケット予約までしてくれてたの? ……流石に悪いわよ。あとでチケット代は払わせて」

「別に良いって。二人が喜ぶかな、喜んでくれると良いなって俺が勝手に予約したんだから」

「そ、そう? まぁお兄がそこまでいうなら見に行ってあげないこともないけどさ」

「んじゃ、早速行こうぜ。予約席とはいえ、早くしねえと移動に苦労するだろうからな」

(よしよし……いよいよ最後の仕上げだな)

(夢野さんのマジックショーかぁ……私も一度見せて貰ったことあるけど、凄かったなぁ……)

〜〜〜〜〜〜

「んあー! 今日はよくぞ我の魔法を見にきてくれたな。心より感謝するぞ!!」

「お、おう……あいつ、なんか普段よりテンション高くねぇか……?」(ゾロ目効果)

「普段はなにかと「面倒い」で片づけてるし、テンションも低めなのにねぇ……?」

「何か良いことでもあったのかしら……あ、ほら。始まるわよ!!」

夢野のマジックは圧倒的だった。トランプの数当てや帽子から鳩を出すのは勿論、客が弾いたコインの裏表を100%的中させたり、相手が思い描いた単語を僅か数回の質問で当てたりした。

そして最後は自分の体を鎖でぎちぎちに縛り、十字架に貼り付けたうえで下から炎で燃やす脱出マジックだ。特殊な薬品でも使っているのか一瞬で十字架の天辺まで燃え広がったその有様に観客達は悲鳴を上げるが、その数秒後。十字架に貼り付けられていた筈の夢野が観客席の後ろの方から堂々と登場。見ていた観客達を大いに沸かせた。

「これにて今宵のショーは終焉じゃ。またウチの魔法が見たくなったらいつでも来るが良いわ! かーっかっかっかっか!!」

場内から割れんばかりの拍手に見送られ、超高校高級のマジシャン。夢野秘密子のマジックショーは終わったのだった。

デートの雰囲気+30二人からの好感度+20



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