805: ◆VLsOpQtFCs[saga]
2023/08/27(日) 13:36:33.82 ID:dwDmrePDo
「る、ルドモン…ズバ…モン……肝心な…時に…役に、たた…な…」
「うるせえしねぇー!」
ブイモンはスカモンの頭部の中を鎌でグチャグチャに搔き回し、念入りに思考中枢を破壊した。
「げうっ!…き…キイィィィーーー!!」
だが、粘菌デジモン達はスカモンを包み込んだ。
そして壁をずるずると登り、天井で繭になった。
繭を呆然と見つめるブイモン。
「…な、なんだよ…たおしきれてなかったのか…?」
このまま繭を放置すれば、やがてスカモン大王になるだろう。
だが…
突然、繭にしがみつくデジモンの姿が現れた。
光学迷彩で透明になっていたコマンドラモンである。
この戦いで、コマンドラモンは最初に爆弾を投げた時以来、何もしていなかった。
何故ならコマンドラモンは、スカモンが繭を作るタイミングを見計らってずっと潜伏していたからだ。
コマンドラモンは、ナイフで繭と天井の接合部をギコギコと切り裂いていく。
やがて繭は天井から剥がれ、地面に落下した。
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