デジタルモンスター研究報告会 season2
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661:名無しNIPPER
2023/08/15(火) 19:42:03.95 ID:yvLrX7OjO


夜になると、ディノヒューモン集落から、賑やかな音が聞こえてきた。

たくさんのカメモンやブイモンが、木材や石材、狩ったデジモンの骨で作ったと思われる原始的な打楽器を打ち鳴らしていた。

ディノヒューモンやスティングモンが、歌を歌っている。
カメモンやブイモン達は、それを真似して歌っている。

スナリザモンやトータモンは、音程を合わせてはいないが、ギョオオオと鳴き声を発している。

ワームモン達も、ギチギチと音を鳴らしている。

どうやら宴なのか祭なのかは分からないが、飲み食いしながら音楽を演奏して楽しんでいるようだ。





…一部の学者は、人類が言語という高度なコミュニケーション手段を獲得できた理由を『言語能力は、歌を歌う能力が発展したもの』と考えている。

実際のところ、人類以外では、言語を使う動物はいないが、歌を使う動物はかなり多い。

例を挙げるなら、アザラシ、インコ、キツネザル、キリギリスやセミ等だ。
鳥や哺乳類だけでなく、昆虫も音楽を奏でる動物なのである。


スティングモンが言葉を喋れるのは、セミやクツワムシのように鳴く力を発展させて声帯に近い機能を獲得したためだと考えられる。



私は今、第一印象では『ディノヒューモン集落は言語だけでなく歌まで獲得したのか…』と驚いた。

だが、正しい順番としては『歌を獲得した上に、さらに言語まで獲得した』ということになる。


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