デジタルモンスター研究報告会 season2
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44:名無しNIPPER
2023/07/17(月) 10:50:09.82 ID:Wi2Jc5aYO
するとそこへ…

「やぁ、すまない。待たせたね」
我々のいる応接室へ、スーツ姿の男性が入ってきた。

「カンナギエンタープライズジャパンCEOの神木だ。待たせてしまってすまないね、前の会議が長引いたもので」

私はCEOに挨拶した。
「お久しぶりです、ケンです。実際に会うのは、最初にデジクオリアとデジドローンのテストをご依頼頂いた時以来ですね」

「ああ、ケン。君のレポートはよく読んでいる。我が社の製品をうまく活用してクラッカーのデジモンを倒したそうだね。嬉しいよ」

リーダーやスポンサーも挨拶をした。

「待っている間、うちの岸部が話を聞いたそうだね。どこまで話したかな」

リーダーは、話の流れを説明した。


CEOは静かに話を聞いていたが、やがて口を開いた。
「なるほど、結論から言おう。クラッカーへの販売規制をする気は毛頭無い」

それを聞いたカリアゲは、ガタっと音を立てて席から立ち上がる。
「なんだって!?そこの美人秘書さんはさっき、ライセンス料金を吊り上げれば応じるって言ってたぞ!?」

だから本人の前で『美人』秘書ってつけるんじゃないよ…

「岸部にそんな決定権は与えていない。部下が勝手に口走ったことだ。一旦白紙に戻そう」

「でぇっ!?な、なんだそりゃ!ズルいぞ!さっきはいいって言ってたのに!」

「彼女の発言は言質として機能しない」

「なんだそりゃ…」

「岸部、あとは私が対応する。お茶の代わりを持ってきなさい」

「は、はい…失礼しますCEO」

カリアゲは不満そうにしている。
私の考えすぎかもしれないが…
このCEO、はじめからこれを狙っていたんじゃないんだろうか。

挑発が得意な岸部にこちらの腹の中を探らせて、本性を暴く。
そして話の流れが不利になったらバトンタッチして、なんやかんや言って白紙に戻す。

そうして一度だけ、話をリセットできるように仕掛けておいたのではないだろうか…。
疑いすぎかもしれないが。


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