338:名無しNIPPER
2023/07/26(水) 22:58:57.55 ID:9MjEj3qTO
…ジャングルモジャモンとハヌモンにボコられている…
ディノビーモンの側頭部へと投げつけた。
手榴弾が爆発する。
爆風と破片がディノビーモンの頭部へダメージを与えた。
成長期の攻撃といえど、この至近距離で回避不可の状況でくらったらディノビーモンといえどただでは済まないだろう。
そしてコマンドラモンは、パルモンに合図をした。
パルモンは、ツタを伸ばしてコマンドラモンに絡ませ、一緒にデジタルゲートへ飛び込んだ。
これにてデジタマ採取任務は無事完了である。
研究所の皆は、コマンドラモンが無事にミッションを達成して帰還したことを喜んでいる。
よくやった…
よくやったよコマンドラモン。
状況を的確に判断し、最善を尽くして帰還したことは称賛に値する。
し…しかしだ!
情けをかけてくれた相手に対して…それはどうなんだコマンドラモン…!?
ちょっと外道が過ぎるぞ!?
もし君がフィクションの物語の主人公だったら、間違いなく視聴者から反感を買っているに違いない…!
だが、この世界はフィクションじゃないし、我々も主人公ではない。ここは現実だし、我々はそこに生きるちっぽけな生き物だ。
善人が都合よく報われるような見えざる神の手など有りはしない。利を棄てて仁を選ぶ者ほど損をする世界であることは、歴史が嫌というほど証明しているのだ。
…まあ、もし蛮族を攻撃したところで、ジャングルモジャモンあたりがコマンドラモンに狙いを定めるだけだろうから…
変にディノヒューモン一派に加担したところで、状況は好転どころか悪化するだけだ。
その選択をしなかったのは、合理的だし『正しい』判断ではあるのだろう。
…でも…なんかこう…もにょもにょする…!
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