203:名無しNIPPER
2023/07/21(金) 22:35:16.41 ID:Sg3NSaZqO
そう考えると、各デジモンが持つ奇妙な形質についても説明がつく。
たとえばゴキモンは、手足や胴体は昆虫の特徴が多いが、目と口は脊椎動物タイプである。
我々の世界のゴキブリは、複眼を持っているため、常に全方位を見ることができる。しかし画素数というか解像度は複眼のセル数分しかないため、細かい像を捉えるのは苦手である。
だがゴキモンは、複眼でなく脊椎動物タイプのカメラ眼を採用している。これにより、視界は狭まるが、ピントを合わせて遠くのものを見たり、物体の細かい造形を認識できる。
ゴキモンには、鳥のような「空から来る天敵」があまりいない。せいぜいヤンマモン程度だ。
そのため、常に上空を警戒しなくてもいいので、カメラ眼を採用しても生存に不利でないといえる。
また、狭いところへ素早く逃げるのに適した身体構造として、節足動物タイプの手足や胴体を採用したと考えられる。
その一方で、肉食昆虫デジモンのクワガーモンは、手足や胴体は脊椎動物の特徴が強く、眼は複眼のようだ。
これは、激しい近接格闘をするために、外骨格だけでなく強い内骨格も必要だったためと考えられる。
また、肉食動物なので「とりあえず動くものを仕留めて食えばいい」ので、細かい物体を精細に視認する必要がないため、複眼を採用したと考えられる。
…このように、各昆虫型デジモンは、はるか昔節足動物と脊椎動物が合体したことで…
自身の生態に合わせて、脊椎動物タイプと節足動物タイプのうち優れた特徴のみを選り好みして、肉体各部の構造へ発現させることができるのではないだろうか。
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