デジタルモンスター研究報告会 season2
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125:名無しNIPPER
2023/07/19(水) 20:28:06.61 ID:y5GlZCe4O
ゲソモンとシェルモンの二体を相手に善戦するルカモンだったが…

こっそり忍び寄っていたオクタモンに絡みつかれた後、頭部に空いた呼吸孔へ粘着質な墨汁を注入されてしまった。

急いで陸に上がろうと逃げるルカモン。しかし、オクタモンに加えてゲソモンに絡みつかれ、おまけにシェルモンにもしがみつかれてしまった。

そのまま海底へと引きずり込まれてしまうルカモン。

 

オクタモンは、ルカモンが肺呼吸であることを見抜いたのだろうか…?

このままルカモンを溺死させる気だ…!

 

絶体絶命の状況で、ルカモンの体は…

突如、光り輝いた。

進化の輝きだ。

 

全長2mほどだったルカモンの肉体は、一気に15mの巨体へと変わった。

頭部は硬質の外殻で覆われており、口もでかくなった。

これはイルカというより…マッコウクジラだ!!

 

これはとても珍しい…!

ルカモンは、スコピオモンへ進化したスナイモン以来となる、単独でのレベル5への進化に成功したのだ。

 

鯨型デジモン…ホエーモンは、全長15mのビッグサイズだ。

これだけの図体差を見せつけられたら、さすがに敵わないと思ったのだろう、ゲソモンとオクタモンは死に物狂いで逃げた。

だが、移動が遅いシェルモンはホエーモンに一口で丸のみにされた。

 

恐れをなしたゲソモンは、岩山の隙間に潜り込んで隠れた。

だがホエーモンは、ルカモン時代よりもさらに強大になった超音波攻撃を、爆発的な威力で岩山に向かって放った。

 

岩山は一気に吹き飛び、轟音とともに爆発した。

大量に沸き立つ泡、地面をえぐり舞い散る砂。

それらが止んだとき、こなみじんに吹き飛んだゲソモンの断片がそこにわずかに残っていた。


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