123:名無しNIPPER
2023/07/19(水) 20:26:31.87 ID:y5GlZCe4O
ルカモンの胸部にはポケットがあり、幼年期デジモンはそこへ潜り込んだ。
息継ぎは大丈夫なのだろうか…と思ったが、なるほど両生類型デジモンなら、子供のうちは鰓呼吸ができるから溺れないのだ。
これは面白いことになった。イルカ型の水生動物型デジモンなのに、幼年期デジモンが両生類型の特徴へ回帰し、母体は有袋類の特徴を獲得した。
現実の動物の特徴から逸脱した形質を獲得した、デジモンらしい破天荒な進化である。
やがて、ウパモンはオタマジャクシ型デジモン、オタマモンへ進化した。
これは意外だった。てっきりゴマモンあたりの水生哺乳類型デジモンへ進化すると思っていたのだが。
そう…これがデジモンだ。
かつてシーラモンが、一世代で肺呼吸を獲得したように。
ルカモンの子供は、一世代で鰓呼吸を獲得したのである。
ルカモンの子供であるオタマモンは、かつて我々がサバンナで見たことのある、ベタモンの兄弟だった個体群に比べて、はるかに戦闘能力が高かった。
水中をスイスイと高速で泳ぎまわり、同じ成長期のスイムモンを捕食してしまうことも多々あった。
どうやらこのオタマモンは、両生類型というより、「鰓呼吸の哺乳類型デジモン」らしい。ややこしくなってきたぞ…!
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