わが友ヒトラー
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40:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/03(月) 19:57:01.09 ID:ZfoI9Jh90
┗(゚)(゚)ミ┓┗(‘・ω・`)┓三三3
ボクとアドルフはよくリンツの市街を歩き回った

|苗| ( º言º)    「まるで犬小屋やな」\(゚)(゚)ミ(‘・ω・` ;)
そしてアドルフは目につく建物を必ず批評した

「ここの街並みは一掃して道にすべきや」\(゚)(゚)ミ(‘・ω・` ;)
アドルフが何より熱狂していたのは都市計画についてだった

彡(゚)(゚)「はーなっとらん、なっとらん」
彡(゚)(゚)「誰や、こんなアホな街を作ったアンポンタンは!」

彡(゚)(゚)「役所は古びたゴシック様式でなく、もっと近代的にすべきや!」
彡(゚)(゚)「博物館にはフリーズ装飾を施さんとアカン!」

彡(-)(-)「嘆かわしい……何で誰も文句のひとつも言わんのや…」
( ;´-ω-` )「誰だって街並みに不満もあれば、要望も持ってるよ……」

彡(゚)(゚)「ん?だったらなんで変えんのや?」

( ;´-ω-` )「そんなの決まってるじゃないか…」
(;´・ω・` )「莫大なお金がかかるからだよ」

(;´・ω・` )「アドルフの話にはついていけないよ……」
( ;´-ω-` )「そんな実現不可能なこと考えてどうするんだよ……」

彡(゚)(゚)……

彡(-)(-)「はー何を言うかと思えば……」
彡(●)(●)「そんなんやから何も変わらんのや!!」

(。゚ω゚)!!

彡(゚)(゚)「クビツェク お前は建物がどうやって建てられるか知っとるか?」
(;´・ω・` )「えっと……まず土台を作ってから骨組みを組んで……」

彡(-)(-)「ちゃう……そんな現場レベルの話とちゃうねん……」
彡(゚)(゚)「ええか。建築はまず計画があって、それに権威が付いて動く……」

彡(゚)(゚)「そして資金が加わって実現するんや」
彡(゚)(゚)「だから、計画がないことには何も始まらん」

彡(゚)(゚)「ワイはそのための計画を日々考えとるんや」
(;´・ω・` )「でも…そんなことを考えても無駄なだけだよ」

(;`・ω・´)「ボクたちは子供だよ……」
( ;´-ω-` )「仮に将来、ボクたちが成功したとしても……」

(;`・ω・´)「ボクは人気オーケストラの指揮者!」
(;`・ω・´)「アドルフは売れっ子の画家、デザイナー!」

(;´・ω・` )「ボクたちが大人になって、目指す職業につけたとしても……」
( ;´-ω-` )「一つの都市を根底から作り直すなんてムリだよ」

彡(゚)(゚)……

彡(-)(-)「そんな話ならワイは聞きたくない」
彡(゚)(゚)「ええわ、一旦この話は終いや……」


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