110:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/04(火) 20:02:00.57 ID:jiCWbLTH0
ほこりっぽい椅子張り職人見習いだったボクが…
都会のことを何も知らない田舎者だったボクが…
そしてなにより臆病なボクがここまでこれたのは
誰がなんと言おうとアドルフのおかげだ
感謝してもしたりないよ
111:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/04(火) 20:03:02.55 ID:jiCWbLTH0
(´・ω・`)「来週には、ボクはリンツに戻って兵役検査を受けるよ」
彡(゚)(゚)「久々の故郷や 休日と思って両親と過ごしてこいや」
(◦灬¯)「そうだよ 里帰りして親孝行しないと」
112:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/04(火) 20:04:29.59 ID:jiCWbLTH0
コンサートも終わり、授業もなく、兵役検査の日までヒマだった
なのでボクは旅行を計画した
(´・ω・`)「ねえアドルフ、旅行に行こうよ」
彡(゚)(゚)「そんな金はない……」
113:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/04(火) 20:05:05.06 ID:jiCWbLTH0
翌日
(´・ω・`)「うん!雲一つない快晴の旅行日和……」
(`・ω・´)「さあ!出発だ!」
彡()()Zzz…Zzz…
114:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/04(火) 20:05:41.16 ID:jiCWbLTH0
二日目
彡(゚)(゚)「はえーこれがメルク修道院か……」
(´・ω・`)「すごいね……まるで、岩山から生えているみたい」
三時間後
115:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/04(火) 20:06:07.74 ID:jiCWbLTH0
三日目
彡(^)(^)「ひゃっほう!!」
(;´・ω・` )「アドルフ、はしゃぎすぎだよ…他のお客さんに迷惑だよ」
ボクたちは汽船に乗って、ドナウ川を下っていた
116:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/04(火) 20:07:02.85 ID:jiCWbLTH0
四日目
ボクたちは列車に乗って、山岳地帯に来た
(´・ω・`)「青い空、緑に輝く草原、雪をかぶった山々……」
(´・ω・`)「いい景色だね」
117:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/04(火) 20:07:47.08 ID:jiCWbLTH0
小屋の中
(;´・ω・` )「止みそうにない、一晩ここに泊まるしかなさそうだ」
川(゚)(゚)「干し草と亜麻布があったで」
(;´・ω・` )「二人で寝るにはそれで十分だね……」
118:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/04(火) 20:08:40.62 ID:jiCWbLTH0
一九〇八年七月
駅
(´・ω・`)「じゃあ、暫くの間お別れだね」
(´・ω・`)ゞ「ステファニーのこと、ちゃんと調べておくよ」
119:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/04(火) 20:10:03.72 ID:jiCWbLTH0
彡(゚)(゚)「じゃあなクビツェク」
ガシッ!
(´・ω・`)つ⊂(゚)(゚)ミ
120:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/04(火) 20:10:46.84 ID:jiCWbLTH0
リンツ
(´・ω・`) ( ¯灬¯ ) (∗ 'ω' ∗)
両親は、ボクを快く迎えてくれた
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