【水星の魔女】 エラン5号「ノレア、天下一品に行こう!」 ノレア「・・・・・・は?」
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45: ◆WLqChR3KymnV[saga]
2023/06/25(日) 20:05:56.05 ID:rd60AkAz0
ノレア「本当に・・・・・・いい性格してますね。あなた、何も覚えてない私を見て、裏で笑ってたんでしょう?」

5号「違う! そんなことは・・・・・・!」

ノレア「違わない! このまがい物の世界が何なのかは知りませんが、元の世界で私達は、
以下略 AAS



46: ◆WLqChR3KymnV[saga]
2023/06/25(日) 20:08:24.09 ID:rd60AkAz0
ノレア「それなのに! この世界で私は、あなたと仲を深めただけじゃなく、
    殺したいほど憎いはずのスペーシアンとも、交流をしていた! これが笑えないはず無いでしょう!?」

ノレアが衣服から鉛筆を取り出し、5号へと向ける。その先端は、5号の首元から数ミリのところまで迫っていた。

以下略 AAS



47: ◆WLqChR3KymnV[saga]
2023/06/25(日) 20:09:37.60 ID:rd60AkAz0
5号「でもさ、仲良くなれる兆(きざ)しはあったよ」

あくまで冷静に、ノレアの瞳を見つめ、5号はそう告げた。

ノレア「・・・・・・あなた、この期に及んでそれって。死にたいんですか?」
以下略 AAS



48: ◆WLqChR3KymnV[saga]
2023/06/25(日) 20:10:14.13 ID:rd60AkAz0




5号「・・・・・・だって君、ずっと震えてるじゃないか」
以下略 AAS



49: ◆WLqChR3KymnV[saga]
2023/06/25(日) 20:11:23.56 ID:rd60AkAz0
5号「それじゃあ、誰も殺せないよ」

そう言って5号は、ノレアから鉛筆を優しく取り上げた。

ノレア「あっ・・・・・・」
以下略 AAS



50: ◆WLqChR3KymnV[saga]
2023/06/25(日) 20:12:18.60 ID:rd60AkAz0
ノレア「あなたも私も、ガンダムに乗ってたでしょう? その記憶を思い出して、どうして平気でいられるんですか?」

ノレア「ガンダムに乗るたび、私達は命を削っていました。パーメットスコアが上昇するたび、
    死が間近に近づいてくる。その恐怖を思い出したら、とても正気じゃいられない」

以下略 AAS



51: ◆WLqChR3KymnV[saga]
2023/06/25(日) 20:14:18.73 ID:rd60AkAz0





以下略 AAS



52: ◆WLqChR3KymnV[saga]
2023/06/25(日) 20:15:03.71 ID:rd60AkAz0
5号「震えて泣くほど怖い記憶なんて、忘れてしまえ」

ノレア「・・・・・・簡単に言わないで下さい」

5号「簡単さ。ほら、こうやって何かに集中すれば、その事以外は希薄になる」
以下略 AAS



53: ◆WLqChR3KymnV[saga]
2023/06/25(日) 20:16:17.13 ID:rd60AkAz0
5号「うーん。単に抱きしめたかったから、っていうのもあるね」

ノレア「なにそれっ・・・・・・!」

思わずノレアは笑う。


54: ◆WLqChR3KymnV[saga]
2023/06/25(日) 20:16:56.16 ID:rd60AkAz0
ノレア「でも、ずっとこうしている訳にもいかないじゃないですか」

5号「あっ。それもそうだね」

そう言うと、5号は片手でスマホを取り出した。


55: ◆WLqChR3KymnV[saga]
2023/06/25(日) 20:18:20.91 ID:rd60AkAz0
5号「あ、もしもし、店長? 僕です、僕。今日のバイトなんですけど、ちょーっと都合が悪くなりまして。
   申し訳ないんですがお休みさせていただきます。ああ、ハイ。この埋め合わせは必ず。じゃあまた!」

ノレア「・・・・・・今の何です?」

以下略 AAS



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