【水星の魔女】 エラン5号「ノレア、天下一品に行こう!」 ノレア「・・・・・・は?」
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40: ◆WLqChR3KymnV[saga]
2023/06/25(日) 20:00:19.99 ID:rd60AkAz0

自分たちが歩いていた街道。そこに並ぶように展開された商店の1つから、火の手が上がっていた。
 
勢いを増す炎。逃げまどう人々。崩落する街灯や看板。

以下略 AAS



41: ◆WLqChR3KymnV[saga]
2023/06/25(日) 20:02:00.33 ID:rd60AkAz0





以下略 AAS



42: ◆WLqChR3KymnV[saga]
2023/06/25(日) 20:03:22.74 ID:rd60AkAz0
5号「大丈夫か、ノレア!」

爆発は、本当に偶然起きたものだった。

黒幕なんて存在せず、奇跡のような確率で起きてしまった悲劇だった。
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43: ◆WLqChR3KymnV[saga]
2023/06/25(日) 20:04:12.75 ID:rd60AkAz0



ノレア「触るな! スペーシアンッ!」

以下略 AAS



44: ◆WLqChR3KymnV[saga]
2023/06/25(日) 20:05:03.23 ID:rd60AkAz0
ノレア「その反応と表情・・・・・・あなた、”覚えて”ますね?」

5号「!? まさかノレア、思い出したのか?」

5号の問いかけは、「はい」と言っているのと同義だった。ノレアの感情に、怒りが生じる。


45: ◆WLqChR3KymnV[saga]
2023/06/25(日) 20:05:56.05 ID:rd60AkAz0
ノレア「本当に・・・・・・いい性格してますね。あなた、何も覚えてない私を見て、裏で笑ってたんでしょう?」

5号「違う! そんなことは・・・・・・!」

ノレア「違わない! このまがい物の世界が何なのかは知りませんが、元の世界で私達は、
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46: ◆WLqChR3KymnV[saga]
2023/06/25(日) 20:08:24.09 ID:rd60AkAz0
ノレア「それなのに! この世界で私は、あなたと仲を深めただけじゃなく、
    殺したいほど憎いはずのスペーシアンとも、交流をしていた! これが笑えないはず無いでしょう!?」

ノレアが衣服から鉛筆を取り出し、5号へと向ける。その先端は、5号の首元から数ミリのところまで迫っていた。

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47: ◆WLqChR3KymnV[saga]
2023/06/25(日) 20:09:37.60 ID:rd60AkAz0
5号「でもさ、仲良くなれる兆(きざ)しはあったよ」

あくまで冷静に、ノレアの瞳を見つめ、5号はそう告げた。

ノレア「・・・・・・あなた、この期に及んでそれって。死にたいんですか?」
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48: ◆WLqChR3KymnV[saga]
2023/06/25(日) 20:10:14.13 ID:rd60AkAz0




5号「・・・・・・だって君、ずっと震えてるじゃないか」
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49: ◆WLqChR3KymnV[saga]
2023/06/25(日) 20:11:23.56 ID:rd60AkAz0
5号「それじゃあ、誰も殺せないよ」

そう言って5号は、ノレアから鉛筆を優しく取り上げた。

ノレア「あっ・・・・・・」
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50: ◆WLqChR3KymnV[saga]
2023/06/25(日) 20:12:18.60 ID:rd60AkAz0
ノレア「あなたも私も、ガンダムに乗ってたでしょう? その記憶を思い出して、どうして平気でいられるんですか?」

ノレア「ガンダムに乗るたび、私達は命を削っていました。パーメットスコアが上昇するたび、
    死が間近に近づいてくる。その恐怖を思い出したら、とても正気じゃいられない」

以下略 AAS



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