星野愛久愛海「お前は俺にとって……推しの子だからな」星野瑠美衣「……そっか」
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4:名無しNIPPER[sage saga]
2023/06/19(月) 22:37:09.65 ID:eGWOqdeMO
「ママみたいな究極のアイドルに私はなる!」

まるで自分に言い聞かせるように宣言する妹を見るたびに俺は疑問を覚えてしまうのだ。

「アイみたいな究極で完璧なアイドルになって、それでお前はどうしたいんだ?」
「え?」
「だからその後だよ」

前世で特殊な環境で育ったという妹は将来というものを考えるのが苦手らしく首を傾げ。

「んーそんな簡単になれるもんじゃないし」
「そりゃそうだろ」

アイは完璧だった。簡単にはなれない存在。

「でも、アイみたいになるんだろ?」
「なる!」
「それで、お前の夢はおしまいなのか?」
「夢……」

恐らく俺はこの妹よりも精神年齢が高いと自覚している。だからこそ考えさせたかった。

「死ぬまでアイドルを続けるのか?」
「わかんないよ……そんなこと」

きっと妹は今を生きている。そこが危うい。


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