607: ◆15vHdNAAAEr/[sage saga]
2023/07/11(火) 22:03:41.41 ID:PSnatb1mo
朱「とにかく本題。みんなにだけ話すね。ここだけの秘密よ?」
桜野「はーい」
透「それで、なに見てたの?」
朱「これなんだけど……」
透「手紙?」
朱「うん」
雪菜「もしかしてラブレターとか!」
透「復活した……!?」
桜野「ラブレター?」
朱「かも、しれないのよね」
桜野「かも?」
雪菜「どういうことです?」
朱「中身がね……」カサッ
透「えっと……どうしても先輩に伝えたいことがあります。月曜の放課後、空き教室に来てください。ってこれ」
雪菜「完全にラブレターじゃないですか!」
朱「やっぱりそう見える? でも差出人の名前もないし、イタズラかもって……」
雪菜「これどこに?」
朱「下駄箱の中」
雪菜「下駄箱に呼び出しのラブレターなんて、今どき古風ですねぇ……」
朱「そういうイタズラだったり……」
雪菜「放課後の夕暮れに染まる教室。練習してきた言葉を何度も繰り返して心を落ち着かせる。ふいに扉を開く音がして、振り返るとそこには憧れの先輩。練習なんて一瞬でどこかに飛んでいった。頭が真っ白になって、足が震えて、喉がひっくり返って。それでも気持ちだけは確かだから、逆らわないで、心の向きに従って、小さく息を吸い込んで……みたいなみたいな!」
朱「た、楽しそうね……」
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