539: ◆15vHdNAAAEr/[sage saga]
2023/07/02(日) 00:12:03.75 ID:689dy1pSo
シキ「透は何も守れなかったなんて言うけど、そんなことないのです」
透「……っ」
シキ「だってほら、シキはとってもあったかくて、やわらかくて、ぎゅーってするといい感じなのです」
透「シ、キ……」
シキ「シキはここにいるです。透が一所懸命守ってくれたから、ここにいるです」
透「でも……」
シキ「シキは透にとっても感謝してるです。どれだけ言っても言いきれないくらい、ありがとうって感じてる」
透「でも私は……!」
シキ「ねぇ、透。シキも、みんなも、とっくに透のことゆるしてるよ。透をゆるしてないのは、もう透だけなのです。だから透、自分のことをゆるしてあげて」
透「そんな……私…………できないよ……!」
シキ「……もう、しょうがない透です。しょうがないから透が自分で自分をゆるせるようになるまでは、シキが代わりにゆるしてあげるです」
透「っ……!」
シキ「ほら、透、ちゃんとごめんなさいするです。そしたらゆるしてあげるから」ギュ-
透「ぁ……わ、たしっ……!」
透「わたし、わたしはっ……!」
透「………………ごめん、なさい」
シキ「うん……」
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