プリキュア作るぞ【安価有】
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444: ◆15vHdNAAAEr/[sage saga]
2023/06/29(木) 21:10:59.62 ID:pcdWIHwio
シア「そもそもウィッシュスターというのは、妖精の国シーズンランドに伝わる国宝なのです」

シア「シーズンランドの繁栄はウィッシュスターと共にありましたわ。皆の健やかでささやかな願いが、緩やかだけれど確実にウィッシュスターを満たして、その力で皆で決めた願いを叶えてきました」

シア「ですがあの日、突然カラミティ帝国が現れたのです。あの者たちは瞬く間に国中を蹂躙していきましたわ。ワタクシたちだけの力では到底太刀打ちできませんでした」

シア「だから伝説の戦士を頼ったのです。ワタクシたちはカラミティ帝国と戦うため、プリキュアの素質がある者をシーズンランドに召喚しました」

桜野「それが、弓知夏さん……」

シア「ワタクシたちはすべての希望を透に託しました。いえ、託してしまいました。それがどれだけ、あの子を追い詰めることになるか知りもせず」

シキ「……」

シア「透はプリキュアになって、ワタクシたちのために必死で戦ってくれました。どれだけ傷ついても何度倒れても、必死で」

シア「でもあの者たちの強さは想像以上でした。プリキュアの力を持ってしても、あの者たちを抑え切ることはできませんでした」

シア「そしてついに、ウィッシュスターを奪われてしまった。ワタクシたちは逃げることしかできませんでした。透を元の世界に送り返すのにあわせて、ワタクシたちもこの世界へと逃げ延びたのです」

シア「しかしそうして出来た世界の繋がりを、あの者たちに利用されてしまいました。溜まりきらなかったウィッシュスターのエネルギーを、この世界で集め始めたのです」

シア「あの者たちがこの世界に侵攻し始めてもう随分経ちます。透ももう限界ですわ……」

桜野「……そ、そん、な……ことが……」


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