558: ◆EW1U5p2xIE
2023/06/13(火) 01:15:28.75 ID:NzrEFmPdo
>>557 46
品川「あ、そういえば」
剣崎「どうした?」
――品川は鞄からビニール袋を取り出す
剣崎「それは……魔術師共の付けてる仮面じゃねぇか、奪ったのか?」
品川「少し前に戦う機会があったので」
剣崎「気を付けろよ? こいつは壊れてるみたいだが、奴らの被る仮面はまともに付けると危険だっていうぜ」
品川「そうなんですか!?」
剣崎「魔術師にとっては大事なものらしいがなぁ……不気味だしさっさと捨てちまえよっと。お、くじ当たった」
――二人が話していると、そこへ割り込む人がいた
小坂田「――これは『教本』だよ、魔術師にとっての」
品川&剣崎「え?」
剣崎「小坂田の婆さん、それ初耳だぜ? 教本ってもしかして……」
小坂田「ああ、奴らはこれを長時間、いや長期間付け続ける事で『教え』を受け取る……そして、『魔道』という思想そのものに傾倒していくと、あたしはそう聞いたね」
品川「じゃあ、仮面を破壊すれば魔術師はそれ以上成長できなくなる……ってことですか」
小坂田「さぁ……それはどうだろうね」
品川「ん?」
小坂田「あたしがまだ若くてバリバリ動けてた頃、本当に手強い魔術師共はこんなものを使っていなかったからね」
品川「手強い魔術師?」
小坂田「最近の魔術師って奴らは大抵徒党を組む、新人異能者にとっては厄介な戦法とかも使うみたいだけど……でも本当にヤバい奴らはね、『個人』で強いんだ」
小坂田「まぁ、最近そういう奴らはめっきり見なくなったから、要らない心配かもね――」
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