276: ◆EW1U5p2xIE
2023/06/07(水) 00:12:58.46 ID:x93X2QX1o
店主の老婆「……今のは、また出たのかい? あー何てことだい、やられた!」
――呆けたまま突っ立っていた品川の意識を引き戻したのは、老婆の声
品川「うわっとと」
店主の老婆「悪いね、今日は店じまいだよ、帰った帰った!」
――店内から出されてから、その扉を閉めてしまったのだった。
品川「……何だったんだ」
先輩「あらら、残念……買いそびれたかな」
品川「わわ……ど、どうも!」
先輩「おや? 君は確か……千束君と一緒にいた子だったかな」
品川「知ってるんですか! 意外ですね……」
品川「あの……今のは」
先輩「ああ、ここには……何でも噂だけど、出るんだってさ……幽霊」
品川「ゆう、れい?」
先輩「ま、あのお婆さん高翌齢だからね、勝手に思い込んでるだけだと思うけど……どうかしたかな?」
品川「いえ……」
――その後、先輩の後ろ姿を見送って
――誰もいなくなってから、独り呟く。
品川「幽霊……いや、違うあれは……」
――少女の両腕から指先にかけて走った光を思い出す
品川「異能者……だよな」
<日常フェイズ終了前ランダムイベント コンマ下1で下二桁が偶数なら追加イベ>
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