【シャニマス×ダンガンロンパ】シャイニーダンガンロンパv3 空を知らぬヒナたちよ【安価進行】Part.1
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88: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2023/05/31(水) 20:45:58.33 ID:V32uVhix0
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【裏庭】

校舎の裏をぐるりと回ると、鉄製の扉で閉じられた大きなボックス。
そこから校舎に向かって血管のようにパイプが伸びて接続している。校舎の空調設備の類なのであろうことはそこで予測がついた。

???「これだけ大きな設備……ランニングコストだけでも洒落にならないと思うけど……」

ボックスの中は案の定太いパイプがそこかしこに張り巡らされて、中央のボイラーが堂々と傲慢な表情をしていた。
その前で顎先に指を当てて、考え込む様子の女性。私よりも年の程は少し上のように見える。

ルカ「なあ、アンタ。今ちょっといいか?」

???「……あら、あなたたち……ごめんなさい、深く考え込んでいて気づかなかったみたい」

夏葉「有栖川夏葉よ。超研究生級の文武両道……だそうよ」

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超研究生級の文武両道

有栖川夏葉




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いよいよ才能に具体性が伴わなくなってきたけど、本人の放つ威厳がそれを補って余りある。
私たち二人を見定めるその視線には本人の自信と気迫が携り、凛とした佇まいには思わず見惚れてしまうような気品が滲んでいる。

ルカ「アンタ、随分と冷静なんだな。私たちと同じで誘拐されてここに来たんだろう?」

夏葉「ええ。冷静そうに見えるのなら、それはそう取り繕っているだけよ。私だってこんな状況、今にも逃げ出したいもの」

夏葉「でも、そんなことをしても何も変わらないじゃない? 今は自分のできる範囲で対策を練る……それが今は状況の分析というだけ」

ルカ「こいつは……頼りになりそうな女だ」

にちか「で、ですね……すごいちゃんとした方……!」

夏葉「ありがとう、そう言ってもらえると嬉しいわ。ただ、私も条件は全て同じ……ここでは何も特別なものは持っていないわ」

夏葉「お互い協力してこの状況の打開を目指しましょうね」

にちか「はい! よろしくお願いします!」



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