【シャニマス×ダンガンロンパ】シャイニーダンガンロンパv3 空を知らぬヒナたちよ【安価進行】Part.1
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73: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2023/05/29(月) 22:19:04.49 ID:vbqLOX8I0
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【1F 玄関ホール】

にちか「あっ、やっぱり!」

つい先ほどに通りがかった時とは光景が違えていた。
鉄格子が降りていたために迂回を余儀なくされた空間は解き放たれ、自由に出入りができるようになっていた。
観音開きの大きな扉、その手すりにもいよいよ手が届く。

???「もし……お二人とは、はじめましてで……ございますよね……」

と、そこで、脱出を逸る私たちを背後から呼び止める声。

にちか「え、あ、はい……えっと……あなたは……」

ただでさえ理解不能な状況なのに、それに加えてタイムスリップでもしてしまったのかと思った。

令和社会の今日この頃。
街中を歩いていて、そうそう和装に身を包んだ女の子など見ることもない。せいぜい観光地の試着ぐらいだろう。
しかし目の前の女の子はそれが彼女にとっての日常であるかのように、違和感一切なく身に纏い、そしてそれに伴うだけの気品を備えていた。
彼女の放つ不思議な時間の流れに絡め取られる。

???「申し遅れました……」

凛世「杜野凛世にございます……お見知り置きくださいませ……」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



超研究生級の大和撫子

杜野凛世



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

才能に銘打たれるだけあってか、これまでに会ってきたどれとも違った雰囲気ある人だった。
立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花。そんな言葉を用いるべき人はこういう人のことを指すのだろう。

ルカ「……すごいなアンタ、もしやいい家柄のお嬢様か?」

凛世「いえ……特に……凛世の生まれはただ、田舎の離れということなだけ……」

凛世「ごくごく普通の……じぇいけいにございます……」

(じ、じぇいけいと来たかー……!)



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