【シャニマス×ダンガンロンパ】シャイニーダンガンロンパv3 空を知らぬヒナたちよ【安価進行】Part.1
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66:コンマ25 ◆vqFdMa6h2.[saga]
2023/05/29(月) 22:02:47.10 ID:vbqLOX8I0
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【B1F 図書室】

学校の地下、やけに下るなと思ったけれど扉を開けた瞬間に納得した。これだけの蔵書なら、空間が必要なのだ。
私が二人縦に並んでもなおまだ収まりきらないだろうほどに高くつまれた本。
多くのものはかなり長い年月をかけて保管されているのだろう、部屋はカビたような時間が止まった匂いが充満している。
きっとここの本を全て読んでいたら人生が丸二周できてしまうんだろうな、とぼんやりと考える。

???「……!!」

そんな本の海の中に、一人の少女が立っていた。
黒く美しい長髪で、華奢な出立をしている。

???「だ、誰ですか?!」

少女は片手を胸元に当てて、半身引いてこちらを見据えた。
警戒している。目尻には力をこめて、奥歯を噛むような動作。

ルカ「多分あんたとおんなじだ、警戒しなくていい」

にちか「はい! 危害を加えたりとかはないです! 拉致されてここにやってきただけなので……」

両手を開いて呼びかけることでやっと心を許してくれたのか、少女はゆっくりと口を開き始めた。

???「……あなた方も?」

にちか「ですです! さっき目を覚ましたばかりで……ここがどこかもわかってないんですよ」

ルカ「状況もまるでわかってないんだ。情報共有をしたいんだけど……いいか?」

???「……わかりました」

灯織「……風野、灯織です。高校一年生です」

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超研究生級の占い師

風野灯織



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

私と同い年なんだ……
そう思わずにはいられないほど風野さんは大人びていた。
整った顔立ちに、口元の黒子が妖艶な魅力を醸しているところから抱く印象が大きいんだと思う。



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