【シャニマス×ダンガンロンパ】シャイニーダンガンロンパv3 空を知らぬヒナたちよ【安価進行】Part.1
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47: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2023/05/27(土) 22:23:40.41 ID:UjM5Y6Sh0

ルカ「それで、あんたは?」

にちか「あ、はい! えっと……七草にちか、高校一年生です! 超研究生級の……音楽通らしいです! 全然! いやもう全然! そんなことないですけど!」

ルカ「ああ、なんかさっきクマが言ってたな……レコード、好きなんだって?」

にちか「いや、もうホントちょっと齧ってるぐらいなんですけどね?! そんな、本物の音楽業界に生きてらっしゃる方の前で烏滸がましい……!」

ルカ「そんな謙遜することねーよ。私も音楽業界の端にいるかいないかみたいな存在だし、レコードのことなんかさっぱりだ」

にちか「レコードが好きっていうか……身近にあったんです。【八雲なみ】っていう……ちょっと前のアイドルのものなんですけど」

ルカ「……へぇ」

にちか「なみちゃんの歌い方がすごく好きで……これを聞いていると、私もどこまでも行けるような気がしてくるみたいで……」

にちか「プツ……プツ……っていうレコードならではの雑音も不思議と聞いていると落ち着くんですよね」

ルカ「なんだ、ちゃんと音楽通してんじゃん」

にちか「い、いやいや……!? こんなの大したことないですって!」

ルカ「音楽通って言っても別に知識が豊富であることだけが条件じゃないだろ? あんたが音楽が好きだってのは今の話だけでも十分伝わってくる」

ルカ「それに、CDショップでアルバイトってことは日常的に音楽を聞く生活をしてるってことだ。胸を張っていけよ」

にちか「い、斑鳩さん……」

私のようなひよっこに音楽通なんて仰々しい言葉を使われているというのに、嫌な顔一つせず、励ましてまでくれる。
やっぱりこの人はカリスマになるだけの資質があるんだと思う。
さっきまで気を張っていたのが嘘のように力が抜けて、私はすっかり斑鳩さんに気を許していた。



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