【シャニマス×ダンガンロンパ】シャイニーダンガンロンパv3 空を知らぬヒナたちよ【安価進行】Part.1
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32: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2023/05/27(土) 21:59:24.26 ID:UjM5Y6Sh0

ずっと、日陰の中で生きてきて、テレビの中の住人たちに身分不相応な憧れを抱いて、萎びていくばかりで、

名前なんて持っていない。

以下略 AAS



33: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2023/05/27(土) 22:00:36.21 ID:UjM5Y6Sh0

私はそこでようやっと置かれている状況に気づいた。肌から伝わってくるひんやりとした感覚、息を吸うたびに喉にまとわりつく埃。
そして何より、手も足も曲げ伸ばしが自由にできないほどに窮屈であるということ。

「な、なんで……?!」
以下略 AAS



34: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2023/05/27(土) 22:02:17.83 ID:UjM5Y6Sh0

「……痛た」

突然に解放されたことで、体重と勢いそのままに床に倒れ込んだ。

以下略 AAS



35: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2023/05/27(土) 22:03:17.48 ID:UjM5Y6Sh0

「なにこれ、監禁……?! 私なんか拉致ってもビタ一文出ないだろうに……」

落ち着きを徐々に取り戻した私は、打ち付けた肘をさすりながら立ち上がった。
自分が監禁されていたのは金属製のロッカー。
以下略 AAS



36: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2023/05/27(土) 22:03:59.31 ID:UjM5Y6Sh0
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

確か、バイト帰りじゃなかったっけ。
店でポップ作りに勤しんでて、知らず知らずのうちに随分と熱中。遅くまで残っていた。
ああ、明日の宿題まだやってなかったなとか、昨日の数学の先生マジでうざかったなとか、そんなことを考えながら、ぼーっと道を歩いていた。
以下略 AAS



37: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2023/05/27(土) 22:05:36.09 ID:UjM5Y6Sh0

ああ、だめだ。結局なにも思い出せてないのと変わりない。
自分の記憶をいくら掘り起こしても出てくるのは使い物にならないものばかり。
私がここにいる理由、そしていつからここにくるのか。
その答えはいくら考えても出てきそうになさそうだ。
以下略 AAS



38: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2023/05/27(土) 22:07:06.38 ID:UjM5Y6Sh0

ダンッ!

ロッカーから吐き出された人物は、随分と目立つ見た目をしていた。
まんまるな頭に黒い髪、その中にはアクセントとして黄色いラインが走っている。
以下略 AAS



39: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2023/05/27(土) 22:08:26.78 ID:UjM5Y6Sh0

「えっと……あんたは? ここは……教室?」
「あ、はい……多分、そうだと思います」
「多分?」
「あの、私も一緒なんです。あなたと同じくロッカーに閉じ込められてて、訳もわからず脱出したばかりで」
以下略 AAS



40: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2023/05/27(土) 22:10:23.10 ID:UjM5Y6Sh0

にちか「わあああああああ?!?! な、何……?! 」

???「おはよう! 清々しい朝だね!」

以下略 AAS



41: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2023/05/27(土) 22:11:45.61 ID:UjM5Y6Sh0

モノタロウ「あのね、オイラはモノタロウ! 体が赤いからモノタロウって覚えるといいよ!」

モノファニー「アタイはモノファニー。虫も殺せぬか弱い女の子よ。例外的にゴキブリだけは素手でも触れるわ!」

以下略 AAS



42: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2023/05/27(土) 22:14:06.43 ID:UjM5Y6Sh0

モノタロウ「キサマらに今この状況のことを説明してあげなくちゃだね! キサマら、ポケットに手を突っ込んでみて!」

にちか「は? え、えっと……」

以下略 AAS



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