【シャニマス×ダンガンロンパ】シャイニーダンガンロンパv3 空を知らぬヒナたちよ【安価進行】Part.1
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193: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2023/06/07(水) 21:32:41.63 ID:zsw/61tI0
【がんじがらめブーツを渡した……】

ルカ「うおっ、なんだこれ……編み込みまで全部チェーンで出来てるブーツか……?!」

にちか「はい、私的にルカさんのイメージに合いそうなグッズを持ってこさせてもらいました〜! ほら、ルカさんのアバンキッシュな感じというか、ちょっとこう擦れたイメージにぴったりだと思うんですよね!」

ルカ「褒めてんのか貶してんのかいまいちわかんねーな……」

ルカ「うーん……でも、案外悪くねえかもな。流石に履くのはないにしても、こんだけ頑丈なつくりをしてるなら傘立てとかにすんのもありか」

ルカ「いや……いっそこれぐらい派手なのを取り入れればパフォーマンスも新しいものに……」

(なんだかルカさん、物思いにふけり始めたぞ……)

【PERFECT COMMUNICATION】

【いつもより多めに親愛度が上昇します!】

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にちか「ルカさんルカさん! せっかくなので、ルカさんの研究生時代の話を教えてもらえないですか?」

ルカ「あ? どうしたよ、やけに興味津々って面じゃねーの」

にちか「いや、よくよく考えたらアイドルの研究生さんだなんて別世界の住人さんとこうやって一緒に過ごせるってすごい貴重じゃないですか! なんでいろんなこと聞いてみたいんですよ!」

ルカ「んー、つってもな……何が聞きて―の? 苦労話か? それともドロドロの止み営業の話か?」

にちか「え……そ、そんなブラックな話題しかないんですか」

ルカ「……アハハ、冗談だよ。そんな身構えるほど後ろ暗い話、持っちゃいねーよ」

ルカ「つっても華々しい話題がないってのは事実かもな。実際今は基本集団レッスンで歌とダンスやって、経験値は他の先輩アイドルたちのバックダンサーやりながら積んでる最中」

にちか「あ、やっぱりそんな感じなんですね……いわゆる下積み、です?」

ルカ「おうよ。テレビで見るようなトップアイドルたちの足元には無数の下積みたちが眠ってる。私もその中の一人に過ぎないんだ」

(これだけの魅力あふれるルカさんが下積みなのか……アイドル業界って底知れないな)

ルカ「研修生で仲いい奴と組んでユニットもやってるし、そっちでSNS活動とかミニライブ出演とかもやってなくはないけど……まあ、まだまだだな」

にちか「それって前仰ってた相方さんの事です?」

ルカ「おう、あいつはもともと北海道の出身でよ。夢を追うために上京してきて……他の連中なんか目じゃねーほどの熱量でやんの」

ルカ「今はあいつについていくのでいっぱいいっぱいだよ」

(ルカさんにそこまで言わせる相方さん、一体何者なんだろう)

ルカ「ていうか、こんなことでよかったのか? もっとなんか面白い話題とか……」

にちか「いえ、ありがとうございます。貴重なお話が聴けて私も満足です!」

ルカ「まあ、にちかがいいならそれでいいけど……」

ルカ「……ハッ、あんたも案外ここでの【研究生】ってのまんざらでもないのかもな。そんだけアイドルに興味津々でございますって顔されたらそう思っちまうよ」

にちか「……え?」

ルカ「じゃあな、研修生! これからもよろしく頼むよ」

にちか「あっ、ルカさん!」

ルカさんがいなくなってからも、なんとなく私は自分の心に起きた波紋を測りかねていた。
私がアイドルに憧れている? いや、そんなのって……流石に身の丈にあって無さすぎる。
だって私は日常の中に買い潰される宿命を背負った、ただの一般人なんだよ?

一般人のまま終わる……つまらない女子高生、なんだもん。

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【親愛度が上昇しました!】

【現在のルカの親愛度レベル…2.0】


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