【シャニマス×ダンガンロンパ】シャイニーダンガンロンパv3 空を知らぬヒナたちよ【安価進行】Part.1
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136: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2023/06/04(日) 21:35:18.39 ID:4+ogcrc90

樹里「……開いたな」

あさひ「んー……上からじゃ、下がどうなってるのかはよく見えないっすね」

円香「壁伝いに上り下りができるように取っ手はついてるみたいですけど、どうします?」

樋口さんの呼びかけに、少しの沈黙が訪れた。
脱出の可能性という甘言に呼び寄せられこそしたものの、
いざ目にしてみるとその穴は底が見えぬほどに深く、闇は全てを飲み込んでしまいそうなほどに深淵の様相を呈している。
これに飛び込んでいけるほどの勇気は、そう簡単に持てるものでは無い。


ルカ「……私は降りてみる」


そんな中、ルカさんは一歩進み出た。

にちか「ルカさん……」

ルカ「このままコロシアイに応じるつもりなんか毛頭ない。それ以外の手段で外に出るための方法を模索しなきゃならないんだ。見えている可能性は一通り全部確かめなきゃだろ」

額に寄せた皺からしても緊張は明らか。
ここまで来て引き下がれないという面子から来る蛮勇なのかもしれない。

夏葉「ルカ、私もついていくわ。あなただけを危険な目に合わせるわけにはいかないもの」

恋鐘「うちも行くばい! 赤信号もみんなで渡れば怖くなか〜!」

めぐる「わたしもついていく! いっしょに行く人が多い方が危険を避けられる可能性も高くなるもんね!」

にちか「私も、行きます! ルカさん、お供させてください!」

それでも、彼女から目を離せなくなってしまうのはカリスマ性の為せる技なのだろうか。
彼女の気高さと儚さに、寄り添いという気持ちが私にも湧いてくる。
人を惹きつける魅力とはそういうことを指すんだろうと思った。



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