「今日からあなたは、仮面ライダーです」 せつ菜「へ?」
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64:名無しNIPPER
2023/05/26(金) 06:34:06.77 ID:D4E0iWxj0

 私がデザ神になったことで、世界は作り変えられて……退場した仮面ライダー以外は、全てが元に戻った。
 ジャマトに襲われて命を落とした人たちも復活して、何もかも忘れて平和に過ごしていた。
 そして。

副会長「せつ菜ちゃーんっ!」

せつ菜「ヤダ! ヤダ! これもヤダ! ヤダ! ねぇ、君の前では──」

 私自身も、スクールアイドルとしての活動に励む日々を送っていた。

侑「くぅ〜っ、最ッ高だったよ! せつ菜ちゃん!」

せつ菜「ありがとうございます。魂を振り絞るつもりで歌ったので、響いてくれたならよかったです!」

歩夢「私たちも負けてられないね、しずくちゃん!」

しずく「えぇ。同じユニットであるからには、私たちもせつ菜さんに追随するほどに、場を盛り上げないとですね!」

 同じユニットである歩夢さんと、しずくさんとのライブ。
 こんなにも盛り上がって……命がけで戦ってきた後だからか、こうして私の『大好き』を伝えるのが、とても久しぶりに感じた。
 楽しく、熱く、皆で感動できる、私が守った楽しい日々。

せつ菜「あなたにも、届いてますか──東条さん」

侑「せつ菜ちゃん、何か言った?」

せつ菜「いえ。特に何も。ただ……すっごく楽しい、と思いまして!」

歩夢「そうだね。私も、なんだかせつ菜ちゃんと一緒にライブするのすっごい久しぶりな気がしたから!」

しずく「なんだか、ちょっと前までのせつ菜さんは思い詰めてるように感じましたし、楽しんでライブが出来るならよかったです」

せつ菜「あはは……その時は失礼しました、生徒会のお仕事なども色々と立て込んでましたから」

 誰もデザイアグランプリのことや、ジャマトのことなんて覚えてない。
 けれど、私のことはしっかりと覚えてたみたいなので──取り繕うのも、かーなーり大変でした。
 何せ、同好会の皆さん相手にも隠さなければならないことでしたし。

 そして──

せつ菜「……まさか、こういう形で叶うとは」


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