80: ◆cCdqIB5XEY[sagesaga]
2023/05/19(金) 22:54:34.23 ID:WXXJq2wt0
にこ母「あっ、ほら見て」
にこ「?」
にこ母「あそこにタンポポの花が咲いてるわね」
81: ◆cCdqIB5XEY[sagesaga]
2023/05/19(金) 22:55:23.63 ID:WXXJq2wt0
にこ母「タンポポの開いた花を見てると、にっこり笑顔のにこみたいねー」
にこ「そんなんだっけ?」
にこ母「そうよ。あの時もにっこり笑顔見せてくれたわよ」
82: ◆cCdqIB5XEY[sagesaga]
2023/05/19(金) 22:56:47.13 ID:WXXJq2wt0
にこ母「こころ達からね、最近はあんまり笑ったりしてなくて何か悩んでるみたいって言ってきたのよ」
にこ「べ、別にそんなことは」
にこ母「だったらいいんだけど」
83: ◆cCdqIB5XEY[sagesaga]
2023/05/19(金) 22:57:27.86 ID:WXXJq2wt0
にこ母「弱音も吐かず、それでも一生懸命頑張るにこ」
にこ「うん」
にこ母「どんな困難があっても前を向くにこ」
84: ◆cCdqIB5XEY[sagesaga]
2023/05/19(金) 22:58:14.39 ID:WXXJq2wt0
にこ母「でも、人間誰だって弱音くらい吐きたい時もあるわよね」
にこ「……ぐすっ、ひくっ」
にこ母「そういう時はいつでも」
85: ◆cCdqIB5XEY[sagesaga]
2023/05/19(金) 22:58:43.84 ID:WXXJq2wt0
ここ最近、私は本当に笑っていなかったんだろうと、なんとなく自覚はしていた。
物事が上手くいかない歯痒さがあったり、
自分が出来なかったことを成功させている者への嫉妬、
86: ◆cCdqIB5XEY[sagesaga]
2023/05/19(金) 22:59:23.80 ID:WXXJq2wt0
にこ母「呆れた……」
にこ「にこ……」
にこ母「母として情けない」
87: ◆cCdqIB5XEY[sagesaga]
2023/05/19(金) 22:59:52.77 ID:WXXJq2wt0
にこ母「それで、その娘達には謝ったの?」
にこ「まだ」
にこ母「なら、ちゃんと謝りなさい」
88: ◆cCdqIB5XEY[sagesaga]
2023/05/19(金) 23:00:33.06 ID:WXXJq2wt0
にこ母「ねぇ、にこはその娘達を見てどう思ったの?」
にこ「アイドルとしてはまだまだね」
にこ母「そうじゃないでしょ」
89: ◆cCdqIB5XEY[sagesaga]
2023/05/19(金) 23:01:22.26 ID:WXXJq2wt0
にこ母「あと、アイドルの部活が二つあるから、統合するなりなんなり言われたんでしょ?」
にこ「うん」
にこ母「じゃあ話は早いじゃないの」
90: ◆cCdqIB5XEY[sagesaga]
2023/05/19(金) 23:01:59.96 ID:WXXJq2wt0
◆
海未「ワンツー、ワンツー、穂乃果! 遅れてますよ」
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