【ミリマス】野々原茜「今は昔、プロちゃんというものありけり」
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37: ◆OtiAGlay2E[sage]
2023/04/20(木) 22:24:03.47 ID:+2A2IV6OO
決意のこもった茜の目が俺を射抜く。
この目に、俺が今してやれることはなんなのだろうか。

ふと、俺のデスクの上に置かれたCDが目に入った。
真っ白なディスクの表面に「新曲」とだけ書かれたそれをみて、俺は一つの賭けを思いついた。
以下略 AAS



38: ◆OtiAGlay2E[sage]
2023/04/20(木) 22:24:32.86 ID:+2A2IV6OO



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39: ◆OtiAGlay2E[sage]
2023/04/20(木) 22:25:39.61 ID:+2A2IV6OO
「もー!茜ちゃんが失敗したらどうするつもりだったのさ!茜ちゃんの名前に一生物の傷がついてたところだったよ!」

「失敗したところで、どうせ消える事実なんだから、関係ないだろ」

「プロデューサーさん…私、ちょっと失望しました。今までお世話になりました」
以下略 AAS



40: ◆OtiAGlay2E[sage]
2023/04/20(木) 22:26:15.20 ID:+2A2IV6OO
そう。以前から温めてきた茜の新曲を俺は今回のドームライブのアンコールに急遽使用することにしたのだ。
今回の新曲はズバリ、「スーパーアイドル茜ちゃんを褒め称える曲」だ。全世界の人間がこのウザカワ猫系スーパーアイドルに虜にされた暁にはこの曲の通り、茜の可愛さを褒め称える作文を提出することになるだろう。

本来はドームライブ後に発表する予定だったのだが、その未来が存在しないのなら仕方がない。少しでも茜にトップアイドルになったその先の景色を見せるために、無理やり徹夜で合わせた。間に合わせたと言っても、歌もダンスもほぼ全部即興。何度も世界を繰り返して全てが体に染み付いている茜だからこそできる芸当だ。俺はそれに賭けた。そしてその賭けに見事勝つことができた。


41: ◆OtiAGlay2E[sage]
2023/04/20(木) 22:26:49.31 ID:+2A2IV6OO
「それにしてもさあ。こんな曲、茜ちゃん知らなかったんだけど」

「だって、言ってなかったからな」

「そうじゃなくて!今までの世界でも聞いたことなかったんだよ!」
以下略 AAS



42: ◆OtiAGlay2E[sage]
2023/04/20(木) 22:27:18.55 ID:+2A2IV6OO
「…プロちゃん。そろそろお別れみたいだね」

「なに?…っ!?」

気がつくと俺のスーツの両腕から青白い光の玉のようなものが浮かび上がっていた。
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43: ◆OtiAGlay2E[sage]
2023/04/20(木) 22:27:49.70 ID:+2A2IV6OO
「…茜。まだまだやってないことっていっぱいあるよな」

「そうだね。トップアイドルになったとは言っても、まだ世界中に茜ちゃんの存在を知らしめたわけじゃないからねえ」

「それじゃあ、次は動画配信でもやってみるか?自分のチャンネルを作ってさ」
以下略 AAS



44: ◆OtiAGlay2E[sage]
2023/04/20(木) 22:28:21.59 ID:+2A2IV6OO
「…あーあ!このままいけば全世界に茜ちゃんの可愛さを伝えることができたのになー!」

わざとらしく、崩壊していくこの世界に向けて恨み節をぶつけるかのように茜は大声で叫ぶ。

心なしか、すでに茜の声も遠くなっているように感じる。
以下略 AAS



45: ◆OtiAGlay2E[sage]
2023/04/20(木) 22:28:51.59 ID:+2A2IV6OO
「茜!約束だ!俺は次の世界でも絶対にお前をトップアイドルにするぞ!」

俺は大声で叫んだ。いよいよ残されたのは俺たちの足元だけだ。

「約束だよプロちゃん!次の世界でも絶対にー」
以下略 AAS



46: ◆OtiAGlay2E[sage]
2023/04/20(木) 22:29:22.87 ID:+2A2IV6OO





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