バードストライク・アウト(相棒×名探偵コナン)
↓ 1- 覧 板 20
5:Bard・t ◆hQSAQDhr.k[saga]
2023/04/01(土) 02:30:48.78 ID:3bL1AtgJ0
ーーーーーーーー
「どぉーも、杉下さん」
「おや」
「青木か」
「青木だよ、冠城亘」
所属部署である警視庁特命係に戻った杉下右京、冠城亘は、
そこで待っていた青木年男と言葉を交わす。
警視庁サイバーセキュリティ対策本部特別捜査官である青木年男巡査部長と
警視庁特命係所属冠城亘巡査は警察学校の同期であり、
共に曲折を経ての転職組であるが、
階級に於いては通常の警察官採用で昇任試験合格を経ていない冠城巡査に対し、
専門職採用である青木巡査部長の方が一つ上と言う状態だった。
「頼まれていたもの、持って来ました」
「ほう」
「おう」
「礼ぐらい言え」
特命係の二人は、早速に青木が差し出した資料に取り掛かる。
杉下右京が書類ファイルに目を通す間、
冠城亘がパソコンにディスクをセットする。
「十五年前の事件の資料、こちらで手に入りましたか」
「ええ、警視庁警察庁にも捜査要請が来てましたから。
もっとも、外事警察本体から直接データを引き出すのは無理でしたけどね」
「流石にソトゴト、漏れたら国際問題か」
「国内外の捜査協力、特に情報機関同士の協力関係が
決定的に危うくなりますからねぇ」
青木の言葉に冠城と右京が言った、
69Res/45.86 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20