バードストライク・アウト(相棒×名探偵コナン)
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41:Bard・t ◆hQSAQDhr.k[saga]
2023/04/25(火) 01:32:02.99 ID:A7FjplvP0

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「はい、もしもし」

警視庁多摩庁舎の一室で、
伊丹憲一はかかって来たスマホを取り低い声を発した。
そして、目配せと共に、
芹沢慶二、出雲麗音に取り囲まれる様にして
静かに移動する。

「ほぉー、確認して欲しい事ですか」

伊丹が幾つか確かめて、通話を終える。

それなり以上の規模の事件で
伊丹達捜査一課殺人犯捜査係が捜査に当たる場合、
通常は事件現場の所轄警察署に捜査本部や指揮本部が設置される。

だが、今回は事件の存在自体が秘匿されており、
表立った事件の捜査が多い本部の殺人犯捜査係が
帳場も無い所轄署にやたら出入りすると、その事自体が記者の目を引く事になる。

その一方で、SITだけでは人手不足である事や、
起きた後の事件の捜査を専門とする殺人犯捜査係のスキルの必要性等から、
三塚社長誘拐事件に関しては
捜査班の拠点の一つが警視庁本部の多摩庁舎に設置され、
伊丹達はそちらに派遣されていた。

その様な中で、伊丹の次にスマホを取り出したのは出雲だった。
出雲は、届いたメールに従って指定されたクラウドにアクセスする。

「これ、ストーカーのハードディスクかなんかですか?」

「こんなストーカーに遭遇したら、射殺を考えます」

「青木だな」

芹沢と出雲がアクセスしたデータの感想を口にする中、伊丹が推測を口にした。


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