勇者「用件を聞こうか・・・」 隠者「神に因らざる”命”を消して下され・・・」
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4: ◆IG18SUC7FQ[sage saga]
2023/03/15(水) 21:28:25.71 ID:Rt4TKwq30
隠者 「本当に儂らが主神様の創造物ならもっと出来が良いはずじゃが? 時々不安になるわいな」

勇者 「・・・・・」

隠者 「おおっと話がそれたわ」
以下略 AAS



5: ◆IG18SUC7FQ[sage saga]
2023/03/15(水) 21:31:11.00 ID:Rt4TKwq30
勇者 「ん?」

隠者 「教団は祈りしか知らぬ訳ではない。分派には間者を送ってある」

隠者 「その潜り込ませてあった間者が知らせてきよったわ! ついに甕から人が出てきた、と!」
以下略 AAS



6: ◆IG18SUC7FQ[sage saga]
2023/03/15(水) 21:33:02.12 ID:Rt4TKwq30
勇者 「・・・それは教団の依頼なのか? それともあんた個人の依頼か?」

隠者 「!」

隠者 「教団は関係ない! 儂個人の依頼じゃ! 主神の手によらずとも人命は人命・・・ 加えて背教者の大司教も人間として生きておる・・・」
以下略 AAS



7: ◆IG18SUC7FQ[sage saga]
2023/03/15(水) 21:33:41.99 ID:Rt4TKwq30
・・・ ・・・

隠者 「結果は知らせなくても構わないだろう、か。お見通しのようじゃ」

隠者 「人造の命め・・・ ランサーとか言うらしいな、可哀想にの・・・」
以下略 AAS



8: ◆IG18SUC7FQ[sage saga]
2023/03/15(水) 21:34:18.47 ID:Rt4TKwq30
PART 2  新品の人々

――― どこか山奥の田舎  どの王国もなかなか手が届かない僻地である


以下略 AAS



9: ◆IG18SUC7FQ[sage saga]
2023/03/15(水) 21:34:55.50 ID:Rt4TKwq30
ランサー 「病気になってもまた大司教様が助けて下さるだろう。感謝し敬うことだ。」

村人 「へへへ・・・ これからもどうかよろしくお願いしますで・・・」 (立ち去る)

ランサー 「大司教様の人気はうなぎ上りですよ!」
以下略 AAS



10: ◆IG18SUC7FQ[sage saga]
2023/03/15(水) 21:37:11.99 ID:Rt4TKwq30
大司教 「はっははは、良い響きだな! 意識があるのはまだお前1人だがもうすぐ兄弟もできあがるぞ」

大司教 「まあ意識の無いのもさっきの農婦の修理(ちりょう)のように、部品(ないぞう)を取るために必要だ・・・」

大司教 「大量生産しなくっちゃな」
以下略 AAS



11: ◆IG18SUC7FQ[sage saga]
2023/03/15(水) 21:42:12.46 ID:Rt4TKwq30
ランサー 「それでは秘儀を始める。今日は眼病患者だな。幕の中へきたまえ」

眼病患者「うう、こちらですか」

大司教 「そうだゆっくりでいいぞ。こっちにこい」
以下略 AAS



12: ◆IG18SUC7FQ[sage saga]
2023/03/15(水) 21:43:12.15 ID:Rt4TKwq30
大司教 「その通りだ。人間である私が神になれたのだ。お前達もついてこい、天使になれるぞ」

大司教 「私の言うことを聞いていれば、な」

大司教 「人命創造の日はもうすぐだ。その日、私は主神となり・・・ お前達を天使として造り直す」
以下略 AAS



13: ◆IG18SUC7FQ[sage saga]
2023/03/15(水) 21:43:54.10 ID:Rt4TKwq30
PART 3  背教者の狼狽

大司教 「さっきの群衆にカミソリのように鋭い眼光のがっしりとした男がいただろう。そいつは何者だ?」

秘書 「ええと、隣国から来た商人です。分派の教えに感銘を受けて入会希望だとか。」
以下略 AAS



14: ◆IG18SUC7FQ[sage saga]
2023/03/15(水) 21:45:39.78 ID:Rt4TKwq30
秘書  「ええ?」

ランサー 「勇者・・・ ですか。只者ではないと感じましたが・・・ 雇い主は教団長でしょうか。」

大司教 「おおかたそうだろう。」
以下略 AAS



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