勇者「用件を聞こうか・・・」 隠者「神に因らざる”命”を消して下され・・・」
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1: ◆IG18SUC7FQ[sage saga]
2023/03/15(水) 21:23:39.52 ID:Rt4TKwq30
私は10年ほど前に勇者「用件を聞こうか・・・」シリーズ(ゴルゴ勇者)を書いた人とは別人です。
でも何だか自分にも書けそうかなと思い上がったので勝手ながら新作を作ってみました。


勇者「用件を聞こうか・・・」 隠者「神に因らざる”命”を消して下され・・・」


−−−「宗教」、それは人心に安寧をもたらし、生活に秩序を与える。
同じ神話を信じることで仲間意識が芽生え、そして社会が形成される。 
その聖典は行動の指針であり、法令の根源であり、人生の尺度と考えるものも多い。 

少なくともこの世界では、今のところは政治権力も「宗教」を司る「教団」を無視できない。 

あり得ないことであるが、もし聖典に明らかな矛盾が発見されれば、信ずべき規範が消え去ってしまう。 
そして教団の教えは零落して社会が崩壊してもおかしくはない−−−。

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2: ◆IG18SUC7FQ[sage saga]
2023/03/15(水) 21:25:48.45 ID:Rt4TKwq30

――― 森の奥深く、隠者の庵

隠者 「これ、世話役、儂はこちらのお客様と大事な話がある。」

以下略 AAS



3: ◆IG18SUC7FQ[sage saga]
2023/03/15(水) 21:27:56.58 ID:Rt4TKwq30
『産 声 を 聞 く も の』


PART 1  神ならざる人々

以下略 AAS



4: ◆IG18SUC7FQ[sage saga]
2023/03/15(水) 21:28:25.71 ID:Rt4TKwq30
隠者 「本当に儂らが主神様の創造物ならもっと出来が良いはずじゃが? 時々不安になるわいな」

勇者 「・・・・・」

隠者 「おおっと話がそれたわ」
以下略 AAS



5: ◆IG18SUC7FQ[sage saga]
2023/03/15(水) 21:31:11.00 ID:Rt4TKwq30
勇者 「ん?」

隠者 「教団は祈りしか知らぬ訳ではない。分派には間者を送ってある」

隠者 「その潜り込ませてあった間者が知らせてきよったわ! ついに甕から人が出てきた、と!」
以下略 AAS



6: ◆IG18SUC7FQ[sage saga]
2023/03/15(水) 21:33:02.12 ID:Rt4TKwq30
勇者 「・・・それは教団の依頼なのか? それともあんた個人の依頼か?」

隠者 「!」

隠者 「教団は関係ない! 儂個人の依頼じゃ! 主神の手によらずとも人命は人命・・・ 加えて背教者の大司教も人間として生きておる・・・」
以下略 AAS



7: ◆IG18SUC7FQ[sage saga]
2023/03/15(水) 21:33:41.99 ID:Rt4TKwq30
・・・ ・・・

隠者 「結果は知らせなくても構わないだろう、か。お見通しのようじゃ」

隠者 「人造の命め・・・ ランサーとか言うらしいな、可哀想にの・・・」
以下略 AAS



8: ◆IG18SUC7FQ[sage saga]
2023/03/15(水) 21:34:18.47 ID:Rt4TKwq30
PART 2  新品の人々

――― どこか山奥の田舎  どの王国もなかなか手が届かない僻地である


以下略 AAS



9: ◆IG18SUC7FQ[sage saga]
2023/03/15(水) 21:34:55.50 ID:Rt4TKwq30
ランサー 「病気になってもまた大司教様が助けて下さるだろう。感謝し敬うことだ。」

村人 「へへへ・・・ これからもどうかよろしくお願いしますで・・・」 (立ち去る)

ランサー 「大司教様の人気はうなぎ上りですよ!」
以下略 AAS



10: ◆IG18SUC7FQ[sage saga]
2023/03/15(水) 21:37:11.99 ID:Rt4TKwq30
大司教 「はっははは、良い響きだな! 意識があるのはまだお前1人だがもうすぐ兄弟もできあがるぞ」

大司教 「まあ意識の無いのもさっきの農婦の修理(ちりょう)のように、部品(ないぞう)を取るために必要だ・・・」

大司教 「大量生産しなくっちゃな」
以下略 AAS



11: ◆IG18SUC7FQ[sage saga]
2023/03/15(水) 21:42:12.46 ID:Rt4TKwq30
ランサー 「それでは秘儀を始める。今日は眼病患者だな。幕の中へきたまえ」

眼病患者「うう、こちらですか」

大司教 「そうだゆっくりでいいぞ。こっちにこい」
以下略 AAS



12: ◆IG18SUC7FQ[sage saga]
2023/03/15(水) 21:43:12.15 ID:Rt4TKwq30
大司教 「その通りだ。人間である私が神になれたのだ。お前達もついてこい、天使になれるぞ」

大司教 「私の言うことを聞いていれば、な」

大司教 「人命創造の日はもうすぐだ。その日、私は主神となり・・・ お前達を天使として造り直す」
以下略 AAS



13: ◆IG18SUC7FQ[sage saga]
2023/03/15(水) 21:43:54.10 ID:Rt4TKwq30
PART 3  背教者の狼狽

大司教 「さっきの群衆にカミソリのように鋭い眼光のがっしりとした男がいただろう。そいつは何者だ?」

秘書 「ええと、隣国から来た商人です。分派の教えに感銘を受けて入会希望だとか。」
以下略 AAS



14: ◆IG18SUC7FQ[sage saga]
2023/03/15(水) 21:45:39.78 ID:Rt4TKwq30
秘書  「ええ?」

ランサー 「勇者・・・ ですか。只者ではないと感じましたが・・・ 雇い主は教団長でしょうか。」

大司教 「おおかたそうだろう。」
以下略 AAS



15: ◆IG18SUC7FQ[sage saga]
2023/03/15(水) 21:46:16.45 ID:Rt4TKwq30
――― その日の深夜 分派の宿舎 勇者の案内された五人部屋

入会希望者A 「ん〜 むにゃむにゃ」

入会希望者B 「ぐー ぐー」
以下略 AAS



16: ◆IG18SUC7FQ[sage saga]
2023/03/15(水) 21:46:43.98 ID:Rt4TKwq30
――― 数十分後、部屋のドアの前

ランサー (静かにしろよ。気付かれるな)

民兵 (はい!) ×10
以下略 AAS



17: ◆IG18SUC7FQ[sage saga]
2023/03/15(水) 21:47:50.13 ID:Rt4TKwq30
入会希望者B 「うわあ、何だあ?」

入会希望者C 「あ、え? ランサー様? 何かあったのですか?」

ランサー (しまった! こりゃあ騒ぎになるな。バレたなら仕方ねえ)
以下略 AAS



18: ◆IG18SUC7FQ[sage saga]
2023/03/15(水) 21:48:25.60 ID:Rt4TKwq30
ランサー 「落ち着け! 混乱するんじゃあない。」

ランサー 「まず大司教様は安全だ、部屋の鍵は頑丈で複数ついているから安心しろ。魔法対策も大丈夫」

ランサー 「奴ならその程度判るはず。部屋にいないのは逃げたからだ。どこかに隠れているとは思えん」
以下略 AAS



19: ◆IG18SUC7FQ[sage saga]
2023/03/15(水) 21:48:57.65 ID:Rt4TKwq30

―――急流に架かる橋

勇者 「・・・・・」 タッタッタッタッ

以下略 AAS



20: ◆IG18SUC7FQ[sage saga]
2023/03/15(水) 21:49:39.68 ID:Rt4TKwq30
ランサー 「ファイアボール!」 

シュボ シュボ

勇者 「・・・」
以下略 AAS



21: ◆IG18SUC7FQ[sage saga]
2023/03/15(水) 21:50:35.41 ID:Rt4TKwq30
PART 4 嘆きの聖職者

―――教団本部

教団長 「何だと? 失敗した?」
以下略 AAS



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