歩夢「しずくちゃん、私だって限界あるんだよ!?」かすみ「かすみんに言われても」
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◆bncJ1ovdPY
[sage saga]
2023/02/15(水) 16:44:27.24 ID:4/7xKwHB0
歩夢「努力の成果もあって、晴れてしずくちゃんの方から甘えてきてくれるようになったわけです」
かすみ「あー、はい。よかったですねー……」
歩夢「それに……たくさん甘えてくれた後の、ごめんなさいもなくなったから。これほんと嬉しい」
歩夢「でもどんどん甘えんぼ度合いが加速してて、時折目線で『歩夢さんは私のことだいすきでしょ?』みたいな感じ出してくるの」
歩夢「そうだよ!!だいすき!!!」バンッ
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9
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◆bncJ1ovdPY
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2023/02/15(水) 16:45:16.38 ID:4/7xKwHB0
歩夢「はぁ、はぁ……正直やりすぎちゃったかなって思ってるよ。まさか私が耐えられなくなるとは予想できなかったもん」
歩夢「もうね、しずくちゃんは分かってきてるんだよ。毎度毎度、的確に私の弱点射抜いてる」
歩夢「このままだと私の方が勝てなくなりそうだよ……」
かすみ「ああ、あれ一応ちゃんと効果はあったんですね」
歩夢「効果ありすぎだよっ。ほんと何してくれてるの……ありがと……」
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10
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◆bncJ1ovdPY
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2023/02/15(水) 16:45:48.52 ID:4/7xKwHB0
〜
歩夢「はぁ、はぁ……もう、部室まで距離ありすぎだよー……この学校、ほんと広すぎ……」
歩夢「確かソファにかけて……って」
しずく「すぅー……んぅ、えへへ……♪」
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11
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◆bncJ1ovdPY
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2023/02/15(水) 16:46:19.33 ID:4/7xKwHB0
しずく「……、……」
歩夢「……落ち着いた?」
しずく「はい……。それで、あの……」
歩夢「……匂いが好きなの??」
しずく「ぁ、う、えっと……///」
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12
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◆bncJ1ovdPY
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2023/02/15(水) 16:47:06.09 ID:4/7xKwHB0
しずく「……そ、その時はちゃんと連絡しようと思ったんですよ?でも手に取った瞬間、何も考えられなくなってしまって」
歩夢「それでああなってたんだ?」
しずく「今思い返しても、本当に恥ずかしいです……///」
しずく「……でも、とても満たされたような気がしたんです」
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13
:
◆bncJ1ovdPY
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2023/02/15(水) 16:47:34.93 ID:4/7xKwHB0
しずく「歩夢さん……?」
歩夢「あのね、しずくちゃん。……頑張ってる人だって、甘えてもいいんだよ?」
しずく「頑張ってる人が、甘える……?」
歩夢「しずくちゃんはきっと『今は頑張る時だから』って、この何日か過ごして来たんだよね」
歩夢「早くから朝練して、お昼休みもお弁当を食べてすぐに演劇部に行って、今もこうして遅くまで練習して……そうやって頑張るしずくちゃんは、すごくかっこいいと思うよ」
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14
:
◆bncJ1ovdPY
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2023/02/15(水) 16:48:03.82 ID:4/7xKwHB0
歩夢「頑張り屋さんなしずくちゃんには、たくさん休んでいい権利があるの」
しずく「権利……?」
歩夢「そう。いーっぱい甘えて、ワガママ言って、休んで……好きなことをしていい権利があるんだよ」
歩夢「それをしずくちゃんが許せないなら……私が代わりに許してあげる」
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15
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◆bncJ1ovdPY
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2023/02/15(水) 16:48:40.98 ID:4/7xKwHB0
歩夢「よいしょ、っと……靴、脱がせるね」
しずく「え、あの」
歩夢「いいからいいから。……ずっと頑張ってたんだね」サス…
歩夢「この足にも、お疲れ様ってしてあげないと。……どう、痛めてない?」
しずく「……痛くはない、ですけど」
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16
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◆bncJ1ovdPY
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2023/02/15(水) 16:49:09.97 ID:4/7xKwHB0
歩夢「膝から、太もも……このまま、全身の力を抜いていこうね」ツツー…
しずく「っ……あ、歩夢さん?その、……当たって……///」
歩夢「あー……ふふ?それも我慢しててほしいかなー……?」
歩夢「段々、力が抜けてきたね。えらい、えらい……」
しずく「ん……」
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17
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◆bncJ1ovdPY
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2023/02/15(水) 16:50:03.29 ID:4/7xKwHB0
しずく「……っ」ピク…
歩夢「……ふふ、そうそう。その調子だよー?」
しずく「……」モゾモゾ…
歩夢「あとちょっと、あとちょっと……」
しずく「……、……」ピト
以下略
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