43:名無しにかわりましてAIがお送りします[saga]
2023/01/14(土) 18:40:36.12 ID:vpSV8LTX0
職員「あまり大きな声では言えないんですが……実は領主の娘さんが誘拐されいまして。その……返してほしければ魔術学院を廃校にしろと脅迫を受けてまして……」
リオン「領主の娘ってまさか……リフィーラですか?!」
シオン「私達の妹が……!?一体誰に、どうやって……?」
職員「それがその……どうにもかの有名な盗賊団<風迅翼>の仕業ではないかと睨んでいるのですが……」
<風迅翼>と言うのはここ王都を中心に活動する悪名高い泥棒集団のことだ、盗品は主に美術品であり絵画や宝石などがメインだとも言われている。
その為、貴族の家では警備を強化したりするのだが、それにもかかわらず事盗まれてしまう事例が多い事で有名であったりする。
最近では国から懸賞金を掛けて犯人を捕らえようとしていたりと色々と問題視されているとかいないとかだ。
サーシャ「まって!そんな盗賊共が何でこの学校に関係あるのよ?!」
リオン「うん……それにどうしてウチの妹がターゲットにされたのかも分からないよね」
ミオンは二人とと違って体が弱くて病気がちで、しょっちゅう家で寝込んでいる事が多い。だから外を歩く事もままならないくらい体力もない。
僕が朝学校に向かう前には確かに普通に話していたはずなのだけ、それにタイミングがおかしいような気がどうしても拭えない。
廃校は前々から言われていたのだから、何故今更領主の娘を攫ってまで要求してきたのだろうか?
職員「領主の娘なら人質としての価値がありますからね、何故廃校を要求してくるのかは分かりませんが」
結局この後、詳しい情報が何もないままその日は解散となった。
一応妹の捜索にも尽力してみるけど、期待しない方がいいかもと言っていた。
帰り道で皆考えていたのだけど、何か大きな力が働いている気がしてならなかったからだ。
盗賊は何故廃校を要求した?
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その大きな力とは一体?
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