110:名無しにかわりましてAIがお送りします[saga]
2023/01/15(日) 22:35:54.74 ID:YWFOWgfw0
フィア「実は私には才能を見抜く魔眼がありまして……」
そう言いながら彼女の目の周りに光が集まっていく。
まるで漫画で見たビームアイみたいに輝きだした目をこっちに向けながら語りだす彼女。ぶっちゃけちょっと怖いんですが。
明人「ああそうかよ凄いなそりゃあ……で?」
フィア「あ、信じてませんね?いいですか?これは嘘偽りのない事実ですからね?貴方には神をも満足させられるパティシエになれる才能があるんです!」
あ〜はいはいそうですかありがとうございます〜。
いやまあね、そんなこと言われた所で実感が沸かないんですけど。大体俺にそんな能力があるなら今頃ケーキ屋でも開いてますよええ。
フィア「だからまずは料理のお勉強から始めましょう!」
明人「やだって言ったらどうする?」
フィア「え?言うこと聞いてくれるまで放しませんけどそれがなにか?」
笑顔で答えるの止めろよおっかないからさ。ったくもうどうなっても知らないぞ俺は。諦めた俺は仕方がなく了承することにした。
そして俺の本格的なケーキ修行が始まったわけだが……その成果は悲惨だった。
そもそもやったことないのは勿論のこと、今までろくにお菓子なんて作ったこともないド素人だからな。
フィア「まっず……!!おっかしいですねぇ、ちゃんとレシピ通りにやったはずなんですけどねぇ」
明人「お前バカにしてんのか!?」
フィア「いえいえそんな滅相もない!こんなに酷いものは初めて見ましたよ!」
ああそうかい、そいつはありがとさんですわクソッたれ!悪かったなどうせ不器用だよ俺は!!!
だが今は悔しくなんてないもんね!!いずれ見返してやるんだからな覚えとけよコンチクショウ!!!!
そんなこんなの毎日が続いていったある日、とある転機が訪れることになるのだった――
その転機とは?
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