273: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/22(日) 22:38:08.89 ID:WJlAx85d0
🎹 🎹 🎹
ウルトラビーストたちとの戦い、そして龍神様──レックウザとの死闘を終え……全てに決着がついたあと、私もみんなと同じように、また歩夢と旅に出た。
今は──
侑「うわぁ……! 雲海が太陽の光で輝いてるよ!」
「ブィィ♪」
歩夢「前に来たときは星空が綺麗だったけど……日中は日中で、この雲海に圧倒されちゃうね」
「シャボ」
リナ『これだけの雲海が見られるのは、この地方でもここくらいしかないからね!』 ||,,> ◡ <,,||
私たちは太陽と月の信仰の地である──“暁の階”を訪れていた。
あ、えっと……今の時間だと正午を過ぎてるから、“黄昏の階”になるんだっけ……?
歩夢「この雲の海の下に……私たちの住んでるオトノキ地方が広がってるんだよね……」
侑「うん。私たちみんなで守った、オトノキ地方が広がってる」
歩夢「ふふ♪ 最初はセキレイの街で、ただ普通に暮らしてただけだったのにね♪」
「シャボ」
侑「今では……こんなに自由に世界を回って見られる」
「ブイ」
これも全て、あの日、あのとき──ポケモンたちと一緒に、こうして冒険の旅に出たお陰なんだ。
そんなに前のことではないはずなのに、もう随分昔のことのように思っちゃうなぁ……。
歩夢「なんだか、今更だけど……すごいところまで来られるようになっちゃったね、私たち」
侑「ふふ、ホントにね」
二人で“黄昏の階”に腰掛けて、陽光を照り返して輝く雲海を見つめながら、身を寄せ合う。
歩夢「侑ちゃん」
侑「ん?」
歩夢「私と一緒に……冒険してくれて、ありがとう」
侑「……こちらこそ、一緒に冒険してくれて、いつも一緒にいてくれて……ありがとう、歩夢」
歩夢「うん♪」
リナ『二人だけずるい……私も』 || > _ < ||
侑「ふふ♪ もちろん、リナちゃんも♪ いつもありがとう♪」
歩夢「私たちのこと、ずっと支えてくれてありがとう♪ リナちゃん」
リナ『どういたしまして! 私も二人にはすっごく感謝してる! いつもありがとう!』 ||,,> ◡ <,,||
歩夢とリナちゃんに感謝を伝え──
そして、感謝をしてもし足りない、仲間たちにも──
侑「みんな、出てきて!」
歩夢「一緒に見よ♪」
「ウォー!!!」「フィ〜♪」「ウニャァ〜」「パルト♪」「…ライボ」
「バーース♪」「マホイップ♪」「ゼルガァ…」「ラージェス」「──ジェルルップ…」
ここまで旅を支えてくれた、かけがえのない仲間たち。
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