742:名無しNIPPER
2025/03/02(日) 15:40:43.90 ID:/e0091cPO
ガチャッ
ヒカリ「こんなところに建物があったなんて…」
スグリ「…あ、ヒカリ…」
ヒカリ「あ、スグリ。探したよ!もう、一人で先に行っちゃだめだよ。」
スグリ「すまん、急に寒さが増したもんだから…つい入っちまった。」
ヒカリ「…もう…ここらあたりは遭難する人も多いみたいだから、注意しないと。」
スグリ「…ごめんなぁ…あ、すみません、この子はヒカリで俺の………わや?」
ヒカリ「?どうしたの?」
スグリ「…いや…あれ…さっきまで、ここにわや綺麗な女の人が…」
ヒカリ「女の人…?何言ってるのスグリ、私が入ってきたときから、ここにはスグリしかいないよ?」
スグリ「…わやじゃ…そんなはずは…」
スグリ(周りのどこを見ても、その女の人がいた痕跡はない…)
スグリ「…あれ…確かに民家に入れてもらって、あったかい飲み物をもらって、それで…」
ヒカリ「なにそれ…もしかして…噂の幽霊?」
スグリ「……幽霊……」
ヒカリ「さっきも言ったけど、ここ、心霊スポットでもたって…すごい、噂は本当だったんだ。見たかったな、私も。」
スグリ「…じゃあこのお札は…」
ヒカリ「…お札?なんか不気味だね…」
スグリ「……ヒカリ…俺…大丈夫かな?」
ヒカリ「うん?まあ…大丈夫!大丈夫だよね、バクフーン?」
バクフーン「バクフーン!」
ヒカリ(バクフーンは炎を激しく燃やす。)
バクフーン
ヒスイの中心にそびえし 霊山の気が 影響した姿と 考察。 行き場 失いし 霊魂を 己の炎で浄化し 送ると言う。
スグリ「……」
ヒカリ「…うん、大丈夫!」
スグリ「……不安だ…」
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