589:名無しNIPPER
2024/12/15(日) 12:50:14.67 ID:aPXsrEzyO
ハルト(せっかく街に泊まってるから、ご飯でも食べてみようか。)
ハルト(近くにあった食事処に入ってみる。)
ハルト「人に聞いてみようか…あの…このお店って何が美味しいんですか?」
???「…私もここは初めてなものでして…ただ、ここのイモモチという料理はうまいですよ。甘辛いタレとノリの香りが絶妙なマッチングで」
ハルト「…え?…アオキさん?」
アオキ「……」
ハルト「アオキさん…ですよね?なんでシンオウに…」
アオキ「…ハルトさん……これは…なるほど、理解しました。急にシンオウ出張などと、おかしいとは思っていたんです。…ああ失礼、お気になさらず。…シンオウには仕事で来ていまして。」
ハルト「リーグのお仕事ですか…僕たちは図鑑作成のお手伝いで各地を旅してて…アオキさんも大変ですね。」
アオキ「…全くです。あの人はいつも……出張は好きなのですが…もう少し大切にしてほしいものです。気が休まるのは、こうやってうまい飯を食べてる時だけですよ。」
ハルト(アオキさんの横にはイモモチが大量に積まれている。)
アオキ「ハルトさんも食事に来たんですよね。一ついかがですか。」
ハルト「ありがとうございます。」
ハルト(…うん、確かに、甘辛いタレとノリの香り…もちもちした食感…)
ハルト「…美味しい…」モグモグ
アオキ「そうでしょう。初めて食べるもの、新鮮な食感でありながら、どこか食べ慣れた焼きおにぎりを思わせる安心感もある…ユニークなものの中に感じる素朴さ…惹かれるものがあります。外での旅で楽しく過ごし、新しいものに出会い感動し…だからこその帰ったあとの格別の安らぎ…どちらも感じる事ができます。」
ハルト「…」
アオキ「…失礼、饒舌になってしまいました。付き合ってくださりありがとうございます。つまらないものですが…よろしかったら、こちらをどうぞ。」
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