731: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/08(日) 13:49:50.72 ID:5MWtUFJH0
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リナ『その信号が、やぶれた世界に現れた果南さんのポケモン図鑑の信号だった。あとはみんなの知ってるとおりだよ』 || ╹ ◡ ╹ ||
──長い長い物語を……話し終える。
侑「…………璃奈ちゃんにとって……愛ちゃんは……すごくすごく……大切な人だったんだね。……そして、それは今も……」
リナ『うん』 || ╹ ◡ ╹ ||
侑「話してくれて、ありがとう……」
リナ『うぅん、私も久しぶりにちゃんと思い出せて……懐かしかった』 || ╹ ◡ ╹ ||
あのとき、仲間たちと共に戦った日々を思い出せて……。
リナ『なんか……思い出したら、羨ましくなっちゃったけど』 || ╹ ◡ ╹ ||
侑「羨ましい……?」
リナ『仲間たちと……手を取り合って前に進む……侑さんたちが』 || ╹ ◡ ╹ ||
私が……あのとき失ってしまったものを、侑さんたちが持っていることが……すごく、すごく羨ましかった。
もう……私には……戻ってこないものを持っている、侑さんたちが──
かすみ「何言ってんの!!」
しずく「そうですよ、リナさん」
リナ『え……?』 || ╹ᇫ╹ ||
かすみ「リナ子はとっくの昔に──かすみんたちの仲間じゃん!!」
リナ『……!』 || ╹ _ ╹ ||
しずく「むしろ……今まで仲間と思ってもらえていなかったんだとしたら……ショックです」
リナ『あ、あの、そういうわけじゃ……!?』 || ? ᆷ ! ||
私は思わずあたふたしてしまう。
歩夢「リナちゃんはずっと前から、私たちの仲間だし……大切なお友達だよ」
せつ菜「今もこうして、共に同じ目的に向かって進んでいるんです。それを仲間と言わず、なんと言うんですか!! わ、私が言うと……ちょっと説得力がないかもしれませんけど……」
歩夢「ふふ♪ そんなことないよ、せつ菜ちゃん♪」
リナ『歩夢さん……せつ菜さん……』 || ╹ _ ╹ ||
そして、侑さんが私の目の前に立って、
侑「ねぇ、リナちゃん……私がここまで旅をしてこられたのは……歩夢が居て、イーブイが居て──リナちゃんが居てくれたからだよ」
「ブイ♪」
そう言った。そう、言ってくれた。
リナ『侑……さん……』 || 𝅝• _ • ||
侑「私の最高の相棒だよ。リナちゃんは」
そう言って、侑さんが私のボディに触れた。
──そっか……そうだったんだ、
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