50: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/17(土) 16:20:49.29 ID:Lud+ZHkk0
果林「歩夢」
歩夢「…………っ」
侑「やだ……行かないでよ……歩夢……!!」
歩夢「侑ちゃん……」
歩夢が半身だけ振り向き、私を見て、言った。
歩夢「私はいつでも……侑ちゃんのこと、大切に想ってる……っ……。……どんなに離れていても……想いは同じだよ……っ……」
いつか、言ってくれた、伝えてくれた、言葉を。
侑「待って……待ってよ……歩夢……!!」
歩夢「……ちょっと……行ってくるね……っ……」
ポロポロと涙を零しながら、にこっと笑って──
果林「行くわよ」
歩夢「……はい」
侑「歩夢……っ!!!」
歩夢は、果林さんに背中を押され──空間の穴に消えていった。
侑「歩夢うぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……っ!!!」
私の叫びは……この地方の一番高い場所で──空に溶けて、消えていった……。
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