413: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/30(金) 02:06:46.29 ID:loIPccok0
■Intermission✨
──やぶれた世界。
曜「──それじゃ行ってきまーす!」
曜がゲートに飛び込み──
善子「……んじゃ、行ってくるわ」
千歌救出班の最後のメンバー、善子がゲートに向かう。
鞠莉「善子。みんなのこと、お願いね」
善子「……マリーこそ、途中でへばってゲート閉じないでよ」
鞠莉「あら、善子ったら……相変わらず可愛くないわね」
善子「はいはい、私は可愛くないですよ」
鞠莉「……ふふ」
善子「なによ」
鞠莉「いつもの言わないのね」
善子「……本気で心配して言ってるときくらい……私の真名で呼ぶこと……許してやらなくもない」
そう残して──善子はゲートの中に飛び込んでいった。これで千歌救出部隊の5人全員が向こうの世界に行った。
鞠莉「……行ってらっしゃい、善子」
ダイヤ「……ふふ」
鞠莉「……なんで笑うのよ」
ダイヤ「なんだかんだで、良好な関係のようで安心しましたわ」
果南「善子ちゃんが出て行ったとき、鞠莉ったらわんわん泣いてたもんね。もっと優しくしてあげればよかったーって」
鞠莉「ちょ!?/// い、今そんな話しなくていいでしょ!?///」
ダイヤ「ほら、動揺するとゲートが閉じてしまいますわよ?」
果南「ま、おしゃべり出来る余裕があるなら大丈夫そうだけどね〜」
鞠莉「ぐ、ぬぬぬ……」
果南もダイヤも、隙を見せるとすぐからかってくるんだから……!
……ああもう、集中集中……!
恥ずかしさを紛らわすように、手に握った“しらたま”に意識を集中しようとした──そのときだった。
鞠莉「……え……?」
目の前で──明るい茶髪をツインテールに結った女の子が……先ほど侑たちが入っていった世界に繋がっているゲートに向かって飛び込んでいった。
鞠莉「な……え……!?」
ダイヤ「い、今の……!?」
果南「二人とも、ゲート不安定になってる!! 今集中切らしたら善子ちゃんたちがウルトラスペースに投げ出される!!」
そう言いながら、果南が私たちの持っている“しらたま”、“こんごうだま”に上から手を乗せる、
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