241: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/23(金) 12:52:40.99 ID:gk2TE+8k0
侑「あ、ごめんごめん……ウォーグルをボールから出してあげないとだね。ニャスパー」
「ウニャ」
ニャスパーがサイコパワーでボールを捩って、割り砕く。
「──ウォー」
ウォーグルがボールから飛び出して、ドラパルトの横を並んで飛行しだす。
リナ『ニャスパー、ちょっと器用になった?』 || ╹ᇫ╹ ||
「ニャー」
侑「カーテンクリフでの修行で、サイコパワーの使い方が上達したんだ。……まだ、完璧じゃないけどね」
「ニャー」
今までは一方向へ強い力を発するか、浮かせるくらいしか出来なかったから、捩るとか、止めるとかが出来るようになったのは大きな進歩だと思う。
戦略の幅も広がるしね。
侑「とりあえず……今後どうするかを考えないとね……。どうにかしてボールを取り戻さないと……」
リナ『考えられるパターンは3つだね。理亞さんが持ってるパターンか、マニューラが持ってるパターンか……あとは、どこか別の場所にボールを隠してるパターン』 ||  ̄ ᇫ  ̄ ||
侑「開閉スイッチは確実に壊してるだろうから……ライボルトが自分から出てくることはまず期待できない……。見付けたら、ボール自体を壊して出してあげないといけないね」
リナ『うん』 || ╹ ◡ ╹ ||
侑「あと……隠してるパターンはほぼないと思う」
リナ『理由は?』 || ╹ᇫ╹ ||
侑「こっちにはリナちゃんがいるから」
リナ『なるほど。納得した』 || ╹ ◡ ╹ ||
隠したところで、リナちゃんはポケモン図鑑だから、サーチをすればすぐに見つけられてしまう。
だから、この線はほぼないと考えていいかな……。
侑「……そうだ、確認しておきたいんだけど……」
リナ『何?』 || ╹ᇫ╹ ||
侑「モンスターボールってモンスターボールの中に入れられたりするの?」
リナ『完全に未使用のモンスターボールなら、ポケモンに持たせれば入れられなくはないけど……。すでにポケモンと紐づいてるボールとか、ポケモンが入ってるボールは入れられないよ』 || ╹ᇫ╹ ||
侑「そっか、よかった……」
もし、それが出来たら理亞さんの持っているボールの中に入れられた時点で詰みみたいなものだしね……。
侑「近付けば……誰がボールを持ってるかはわかるよね?」
リナ『もちろん! ポケモン図鑑だから、見える場所にいれば、それはすぐにわかるよ』 || ╹ ◡ ╹ ||
侑「わかった。それじゃ、また理亞さんたちに近付いたら聞くと思うからよろしくね」
リナ『了解!』 || ˋ 𝅎 ˊ ||
侑「ただ……問題はどうやって近付くか……」
理亞さんの手持ちは果南さんの情報が確かなら、マニューラ、チリーン、クロバット、リングマ……そして、すでに出してきたオニゴーリ。
5匹は割れている。かすみちゃんから貰った情報だと、他にモスノウやバイバニラを使ってきたらしいけど……こおりタイプがやや多いというだけでタイプに統一性はないし、この2匹を持っているかは微妙だ。
侑「リナちゃん……さすがに理亞さんの手持ちポケモンが何かまでは……わからないよね……?」
リナ『うん……侑さんの手持ちはボールの固有周波数でわかるけど……初めて会う人のポケモンはわからない。せいぜい、近くにいるときにポケモンが入ってるボールを何個持ってるかがわかるくらいかな』 ||  ̄ ᨈ  ̄ ;||
侑「となると、最後の1匹はわからないまま戦うしかないかな……」
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