三千院ナギ「ハヤテはヒーローなのか?綾崎ハヤテ「うーん……悲劇のヒーローかもね」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2022/12/12(月) 00:25:08.23 ID:ut9KlGsqO
「結局世の中、ズルい奴が勝つんだよ!真面目に頑張ったって手に入るものなんか何もないんだ!! フランダースの犬のネロだって、良い人を貫いたら死んだじゃないかッ!!」

クリスマスイブの夜。蒸発した両親に1億5千680万4千円の借金を背負わされた綾崎ハヤテは、雪が舞う人気のない公園で木の幹を殴りつけながら厳しすぎる現実世界に対する叛逆を決意した。ていうかそうしないと死ぬ。

多少の悪事は許されて当然。いや、許されるべき。ネロやパトラッシュだってきっと天国で言っている。仇を討てと。

(そうだ。もし捕まったってムショに温かい食事と布団が……)

「ねえねえ、君かわいいねぇ」
「せっかくのクリスマスイブにひとりなんてさぁ。俺たちとどっか楽しいとこ行かね?」
「……は?」

気がついたらハヤテの目の前にチャラい2人組の男が居た。もしかして、いやもしかしなくてもナンパだろうか。しかしハヤテは男。

「な、なんなんですか、あなた達は。ナンパをするならほら、そこの自動販売機の前に居る女の子に……」
「いや、それは流石に犯罪っしょ」
「俺たちロリコンじゃねーし」

たまたますぐそこの自販機の前に居た少女を指差すも男たちは眼中にないらしい。いくらなんでも女子小学生には発情しないようだ。


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