三千院ナギ「ハヤテはヒーローなのか?綾崎ハヤテ「うーん……悲劇のヒーローかもね」
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10:名無しNIPPER[sage saga]
2022/12/12(月) 00:35:45.17 ID:ut9KlGsqO
「下着を汚すとマリアのやつに小声を言われてしまうからな! ちょうど良いタイミングで新しいメイドが見つかって私は嬉しいぞ!」
「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

どうやらナギはハヤテを女の子のヒーローだと思っているらしかった。ナギは女子小学生ではないが、プリキュアが好きなので仕方がない。つまりハヤテはこれからナギのメイドとして女装をして男の娘にならなければならない。そうしなければ借金が返せないのだ。

「これからよろしくな、ハヤテ!」
「はい……お嬢様」

結局、騙してしまう形になったがもはやどうしようもなかった。綾崎ハヤテは覚悟を決めた。世の中、ズルい奴が勝つ。ならばなってやろうではないか。ズルい男の娘メイドに。

「大丈夫。メイドの格好もすぐ慣れるさ」
「お嬢様……?」
「ふふっ。期待しているぞ、ハヤテ!」

意味深なお嬢様の慧眼がどこまで見抜いているのかハヤテにはわからない。想像は想像でしかない。知らなくていいこともある。ナギのメイドになるにはハヤテが男という事実は都合が悪かった。ただそれだけの話である。

(……この慈悲の意味を考え続けよう)

少なくとも偽りで出会えた僕らは何ひとつも奪われてないのだから。それだけはわかる。


【フハッヤテのごとく!】


FIN


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